澄み切った音と光で空間を満たすスピーカー
- 40男が嗜む逸品 -

澄み切った音と光で空間を満たすスピーカー

透明な有機ガラス管の中に温かい光が灯り、そこから360度広がる澄み切った美しい音を放つ、一見スピーカーとは思えない美しい形の「グラスサウンドスピーカー」がソニーから発売された。

明かり? いえ、スピーカーなんです

四角い箱型で前面に丸いコーン(振動板)がセットされ、ステレオなどと有線で接続されたもの…これが一般的な「スピーカー」のイメージだろう。しかし近年では丸型や砲弾型、ブックシェルフ型など様々なスタイルのスピーカーが作られ、Bluetoothなどを用いた無線接続のものも増えてきている。さらにそこから劇的な進化を遂げたのが、まるでランプのようなグラスサウンドスピーカーだ。
2008年にソニーは透明な有機ガラス管を振動させて360度広がるサウンドを放つスピーカー「Sountina(サウンティーナ)」を発売した。そのSountinaで培ったソニー独自のスピーカー駆動技術を進化させた「アドバンスド バーティカル ドライブ テクノロジー」を搭載、さらに大幅に小型化したのがグラスサウンドスピーカーだ。全長約1.85メートル、税抜価格1,000,000円だったSountinaに比べ、グラスサウンドスピーカーは高さ30.3センチ、値段も73,880円(税抜、ソニーストアでの価格)と手頃になっている。

そこにスピーカーがあることを感じさせないデザイン

この製品の最大の特徴は音が全方位に広がり、どこからでも上質なサウンドを体感できる「サークルサウンドステージ」にある。有機ガラス管型のトゥイーターが高域を、下側の開放部に目立たないようセットされた50ミリのウーファーが中域を、そして上部にセットされたパッシブラジエーターが低域を再生、透明感のあるサウンドを生み出し、まるで目の前に奏者がいるような音の伝わり方をするのだ。
そして高音質ワイヤレス再生や高音質化技術、スマートフォンとのワンタッチリスニング機能「NFC」を搭載するなど高い技術を惜しみなく投入しながら、素材感や質感も大切にし、底面にボタンを配するなど高級感溢れるデザインに仕上げられている。ガラス管の中にセットされたフィラメント型LEDはロウソクのように温かく周囲を照らし、消灯時もゆるやかに消えるようセッティングされている。
食卓、リビング、テラスと、ワイヤレスで持ち運べる美しいたたずまいのスピーカーは、お気に入りの空間を澄み切った音と柔らかな光で満たし、ゆったりとした時間を生み出してくれる。いつもの音楽が部屋のどこにいても最高の音質で聞けて、しかもそこにスピーカーがあることを感じさせない…グラスサウンドスピーカーは、これまでにない体験をもたらすことだろう。

Text by Tamotsu Narita