タグ・ホイヤー初のスマートウォッチ、大人気の理由
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品薄が続くタグ・ホイヤー初のスマートウォッチ”大人気の理由”

スイスに本拠を置く創業156年の老舗タグ・ホイヤーが、昨年11月に市場に投入した初のスマートウォッチ「タグ・ホイヤー コネクテッド」。人気作「タグ・ホイヤー カレラ」をベースにしたデザインのこの<高級腕時計>は発売後すぐに人気となり、世界的な品薄がなお続く状況だ。日本においても、税抜き16万5000円という決して手頃とは言えない価格にもかかわらず、予約待ち店舗も多い。その人気は、何に由来するのか。

伝統的な機械式時計メーカーならではのこだわり

これまで、IT/ICT系企業が次々に発表する既存のスマートウォッチのニュースを眺めたり、実際に店頭で手に取ったりしてみても、どうしても脳裏に浮かぶクエスチョンマーク(例えば「これは腕時計なのか? それとも腕に巻くスマホのセカンドディスプレイなのか?」など)を消せずにいた諸賢も多いのではないだろうか。「タグ・ホイヤー コネクテッド」の場合は、そうした疑問がモヤモヤとくすぶることはまずないだろう。外見も、質感も、それは明らかに腕時計だ。
本体は直径46mm、厚さ12.8mm、重さ52g(ストラップなど含む総重量は81g)という軽さ。本体やバックル部分にはチタニウムを採用、スポーツ腕時計で長年培ってきた安定性・堅牢性を確保している。まずは腕時計であること。その上で、裏蓋にタグ・ホイヤーのロゴと並んで刻印されているIntelロゴに象徴されるような、スマートウォッチとしての拡張性を兼ね備えていること。人気を呼ぶ理由のひとつは、非常に単純だが、そうした当たり前のことを実現できているからだろう。

拡張し、カスタマイズしていく楽しみ

その中身はというと、インテル1.6GHzデュアルコアCPUを搭載し、ベースメモリ1GB、ストレージ4GB。グーグルとも緊密に協力して開発されている、つまりはあくまでもAndroid Wear端末なのだ。心拍センサーは未搭載ながら、スマホ連携により天気、メール、ニュース、LINEといった通知機能も備えている。ちなみにバッテリーは最低25時間の連続使用(普通使用時)が可能。
タグ・ホイヤー カレラ由来のタグ・ホイヤーオリジナルのウォッチフェイスはもちろん素晴らしいが、。ラバーストラップは黒、白、グリーン、ブルー、オレンジ、レッド、イエローの7色がラインナップ。アプリで自分好みに機能を拡張しつつ、外見までもカスタマイズしていく楽しさもある。

さらに、機械式時計の老舗だからこそできる、強烈かつ魅力的なアイデアがもうひとつ。「コネクテッド」のメーカー保証期間は2年だが、その期間終了時に、1500USドル相当の追加支払いによって、機械式時計と交換できるオプションが付いているのだ。なるほどそこまで自信があるのなら、ひとつ試してみようか、という気にもなる人も多いのではないだろうか。

Text by Nin Onodera

Photo by (C) TAG Heuer(main)