これぞ大人の遊び「日本工芸版モノポリー ZIPANGU」
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これぞ大人の遊び「日本工芸版モノポリー ZIPANGU」

多様なローカライズエディションが存在するボードゲーム「モノポリー」に、<工芸大国ニッポン>を舞台にした限定生産版が誕生した。手がけるのは2016年で創業300周年を迎える奈良の老舗、中川政七商店。日本の伝統技術をベースにしつつ、現代的なセンスやデザインを取り入れた生活雑貨を幅広く扱うショップだ。その「日本工芸版モノポリー ZIPANGU」の仕上がりは、すみずみまで大人の遊び心とこだわりに満ちたものとなっている。

コマにも盤面にも仕込まれた入念な<細工>

モノポリー=独占。ゲーム内の土地の権利書や資産をめぐってぐるぐると盤上をすごろく的にめぐりつつ、他プレイヤーと交渉を繰り返し、全ての資産を独占することを目指す。考えてみれば、そもそも最初から大人向けのゲームかもしれない。

日本工芸版モノポリーでは、工芸大国ニッポンが舞台。全国の工芸産地が並ぶ日本地図のマス目をめぐりながら、同じカラーグループの工芸を独占し、工房や百貨店を建てて地域に人を呼び込み活性化させることを目指す。盤上を旅するのは、奈良の象徴である鹿のコマ。乗り物マスが各地の郷土玩具をモチーフにしていたり、材料や職人といった工芸に必須の要素もマスに配されていたりと、盤面には細かな工夫が施されている。プレイするうち、日本の伝統工芸についての知識も自然に身についてきそうだ。
(C) 中川政七商店
ちなみに製造元はタカラトミー、監修も日本モノポリー協会(糸井重里会長)という完全に本気の仕様でもある。工芸や産地にまつわるイベントカードは、「工芸の未来」「工芸大国」と称される。そこで手にするのは、一発逆転のチャンスなのか、はたまた…?

「日本全国まめ郷土玩具」つき数量限定セットも

ゲームは最大6人までプレイ可能。カラーグループは、ブラウン=東海(萬古焼、伊勢形紙など)、ライトパープル=近畿(豊岡行李、信楽焼など)、オレンジ=九州(波佐見焼、琉球紅型など)、レッド=東北(こけし、南部鉄器など)、イエロー=関東甲信越(だるま、江戸切子など)、グリーン=北陸(越前漆器、九谷焼など)、ダークブルー=古都の工芸(手織り麻、西陣織など)とそれぞれ産地などで分けられている。思い入れのある地方から全国制覇を目指すのも楽しそうだ。
(C) 中川政七商店
日本工芸版モノポリー ZIPANGUは5000個限定。通販サイトの他、中川政七商店が全国の産地とともに2016年に展開する周年記念イベント「大日本市博覧会」会場などでも販売される予定。同じく中川政七商店が海洋堂と手がける人気のガチャガチャ「日本全国まめ郷土玩具」フィギュア(日本各地に根付いた郷土玩具モチーフのもの)をコマとして使える豪華セットも同時発売される。こちらは1000セット限定となっている。

Text by Nin Onodera

Photo by (C) 中川政七商店(Main)