「グローブスペックス」で選ぶ極上のメガネ
- 男の嗜み見聞録 -

「グローブスペックス」で選ぶ極上のメガネ

毎日のようにメガネを掛けている人も多いことだろう。もはや顔の一部という感覚があるなら、メガネ選びで冒険をするのは少し難しいかもしれない。むしろ歳を重ねてきたなら、それでいいだろう。しかしオーセンティックな1本だとしても、そこにはこだわりやストーリーを忍ばせたい。古今東西のメガネを取り扱うセレクトショップ「グローブスペックス」で、スタイリスト中島貴大(メイン写真右)がそんなメガネたちをセレクトする。

伝統と格式が生む、「これぞ」とうなる王道の一本!

50年以上の伝統を持つフランスの職人ブランド「Lesca LUNETIER」のメガネ。「P1 1/2-V」(奥・4万8600円)は、手元はレンズで、遠くは裸眼で見る独自の仕立てだ。「ヴィンテージフレームなのですが、手元を見るためだけに一部レンズが入っています。衝撃を受けましたね」と語るのが、「グローブスペックス」代表の岡田哲哉さん(メイン写真左)。同じくヴィンテージの「Pica」(手前・3万5640円)は、堅牢さ感じさせるストイックなデザインに心奪われる。

伝統工芸に最新技術を重ねた驚異のコレクション

「バッファローホーンの手造りのスリムなフレームの中に、チタンを埋め込むことで強度を保っています。非常に画期的なフレームです」と岡田さんイチ押しなのが、「LINDBERG」のホーンシリーズ(手前:14万3640円、奥:15万7680円)。極上の風合いながら、仕立ての難しい天然素材として知られるホーンを、完璧な調整が可能な使いやすさに進化させたコレクションだ。

アメリカの長きにわたり歴史を見つめてきた、偉人も愛したブランド

「個々のフレーム情報がアメリカのデータベースに全て詳細に登録されています。彫金やテンプル、サイズなど、すべて登録されているため、同じものをもう一つ作ることができるんです」と岡田さんが教えてくれたのが、アメリカのアンティークブランド「The Spectacle」。スペシャリティラインの「FFFV minimal」(手前・16万3080円)は1930年代前後のアンティークだ。またマルコムXが愛用していたモデルがコンビネーションフレームの「A0 combination」(奥・7万7760円)。まさに歴史を感じさせる逸品だ。
「ある程度歳を重ねてくると、老眼は避けては通れません。ミドルの方のメガネ選びは、まず『何を見たいのか』という機能性から選ぶことをオススメします」と岡田さんは語る。機能性を犠牲にするのは、“顔の一部”にふさわしくない。ライフスタイルに即した自然体を選んでこそ、極上の一本と言えそうだ。

Text & Item select by Takahiro Nakajima

Photographs by Seiji Sawada

Editorial by Masayuki Kisyu