創業130年を記念した高級鉛筆の限定セット
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創業130年を記念した高級鉛筆の限定セット

1887年に創業し、日本初の鉛筆量産化に成功した三菱鉛筆が、2016年に創業130年目を迎えた。それを記念して、幼少期から慣れ親しんだ人も多いであろう高級鉛筆「uni」のシリーズにプレミアムノートブックを付けた数量限定のセットが登場した。

世界に誇れる国産鉛筆を目指して開発

プレミアムノートブックとセットで発売されたのは、「uni(ユニ)」(下写真左)「Hi-uni(ハイユニ)」(下写真右)と「ハイユニ アートセット」(メイン写真)。えび茶色とワインレッドを配合した軸色でおなじみの「ユニ」シリーズは、三菱鉛筆の歴史において大きな転機のひとつとなった製品でもあることから、創業130年記念のアイテムとして選ばれたという。
同シリーズの始まりは、戦後間もない1950年代にまで遡る。当時、日本の鉛筆はデザイン・品質とも輸入品と比べると見劣りし、海外の模倣品と揶揄されていた。そこで、三菱鉛筆では輸入品の影響下から脱却し、日本独自の“世界に誇れる国産鉛筆”を目指して高級鉛筆の開発に着手。誕生したのが「ユニ」だった。粒子微粉化技術をいかした芯は「Bの黒さでHの硬さ」を持ち、なめらかな書き味と黒さ、強度が実現された。

「ユニ」が発売された1958年といえば、東京タワーが完成した年。大学卒初任給が約1万5千円、コーヒー1杯が約50円だった時代に、1ダース600円、1本50円の「ユニ」は、極めて高価格なものだった(現在は1本90円)。しかしながら、その品質によってプロだけでなく子どもたちにも憧れとなり、瞬く間にヒット商品に。以来、長年にわたって幅広い世代に支持されている。

「ハイユニ」は、「ユニ」発売から8年後、ビートルズが来日した1966年に上位シリーズとして登場した。芯の原料を極限まで微粒化する製造技術を確立。それにより、さらに濃くはっきりとした黒色で、なめらかな書き味の高品質な芯が開発された。

なめらかな書き心地のノートは水車をモチーフにしたデザイン

今回、「ユニ」、「ハイユニ」ともHB、B、2Bの3種類が発売されたのに加え、「ハイユニ アートセット」もプレミアムノートブック付きで発売されている。「ハイユニ」は「ユニ」発売から50周年となった2008年に硬度を拡大。鉛筆の硬度として世界最多となる10B~10Hの全22硬度に達した。
これらすべての硬度を1本ずつ揃えたものが「ハイユニ アートセット」で、それぞれの書き味の違いを楽しめ、デッサンや鉛筆画などに適している。

また、プレミアムノートブックは、130年記念限定デザインの貴重なもので、表紙中央には水車をモチーフにしたシンボルマークがデザインされている。これは、1887年の創業当時、鉛筆製造のために水車を動力として使用していたことに由来する。
ノートはフラットに開いて書きやすく、「ユニ」と「ハイユニ」の書き味を引き出すなめらかな書き心地も特徴。仕事のアイデアをしたためるもよし、プライベートな日記を書くもよし。日本を代表する高品質な鉛筆の素晴らしさを、この限定セットで感じてみてはいかがだろうか。

Text by Fumio Miyata