一生モノのビジネスシューズとは!? 米の老舗「オールデン」の実力
- 男の嗜み見聞録 -

一生モノのビジネスシューズとは!? 米の老舗「オールデン」の実力

オシャレは足下から…とはいえ仕事のための靴に目をやると、とかく画一的になりがちだ。さらに日々足を預けるものだから、履き心地も考えたい。そこでオススメしたいのが、アメリカのシューズブランド「オールデン」の靴。オーセンティックなデザインには、玄人の目を引くこだわりが詰まっている。日本で20年以上にわたって輸入総代理店を務める「ラコタ」の旗艦店、「ラコタハウス 青山店」で、スタイリスト中島貴大(メイン写真左)がオススメをセレクトした。

パテントの光沢が美しい定番シルエットの一足

「非常に珍しい一足です」と紹介してくれたのが、同社専務取締役の血脇 弾さん(メイン写真右)。「『53670』(9万5040円)は『ラコタ』の別注モデルで、ライニングも赤にして、非常にドレッシーに仕立てました。これは第2次世界大戦中に作ったミリタリーラストという木型を元にしているんですが、実は日本でしか流通していないプロポーションの靴なんです」という。シンプルなデザインで、日常から華やかなシーンまで対応できそう。

カジュアルシーンにも対応できる応用力が決め手!

「34046F TASSEL LOAFER」(9万5040円)というカジュアルなスリッポン。「通常のオールデンはアバティーンラストというシャープな木型を使っているのですが、これはレイドンラストという丸みのある型。またフレックスコンストラクションという製法で、非常に柔らかで履き心地が良いんです」と血脇さん。アッパーのステッチをコバの色と合わせることで、ややカジュアルな印象になった。スーツはもちろん、ジャケットスタイルにも合わせやすい。

美しいシルエットと履き心地を両立した、ファンの多いモデル

コードバンの光沢が美しい「54321 ALGONQUIN OXFORD」(12万960円)は、通称「Vチップ」と呼ばれる「オールデン」定番アイテム。血脇さんによると、「モディファイドラストという木型を使っていて、つま先とかかとをゆったりとした空間を取っていることが特徴です。アーチフィッティングという甲で履くデザインとすることで、足にかかるストレスを軽減しています」とのこと。足を通した瞬間に履き心地の良さがわかる、優れたスタンダードといえるだろう。
「『オールデン』の魅力は、なんといっても履き心地です。デザイン的にも、モードからカジュアルまで、あらゆるスタイリングに対応できます。そして経年変化が楽しめることも魅力です。またコードバンが有名ですが、カーフやスエードも最上級のものを使っています」と血脇さん。丁寧に履き、メンテナンスをかかさなければ、“一生モノ”として楽しめるだろう。世界中で支持を集める定番だけが備えた“風格”を、一度味わっていただきたい。

Text & Item select by Takahiro Nakajima

Photographs by Seiji Sawada

Editorial by Masayuki Kisyu