「GTS」の名を与えられた最も俊敏なポルシェのSUV
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「GTS」の名を与えられた最も俊敏なポルシェのSUV

2015年10月に行われた東京モーターショーのプレスカンファレンス。ワールドプレミアで華々しいデビューを飾ったのはポルシェのコンパクトSUV「マカンGTS」だ。アンベイルの瞬間には、世界各国のメディアやジャーナリストから盛大な拍手が送られた。このマカンGTSは「血統書付き」との呼び声も高く、ポルシェの新境地を感じさせるモデルである。

レース活動から影響を受けて生まれたSUV

ポルシェ初のレーシングカーに付けられた誇り高き「GTS」の3文字が与えられたことでもわかるように、ほかのポルシェモデルと同様、マカンGTSはモーターレースから影響を受けて生まれたモデルだ。「マカンS」から引き上げられたパ3.0L V6ツインターボエンジンは、最高出力360ps、最大トルク500Nmを発揮し、さらなる走りの楽しさ、ドライビングファンをもたらしてくれる。

このパワーは、デュアル・クラッチ・トランスミッションである「ポルシェ・ドッペルクップルング(PDK)」によって4輪すべてに伝達され、前後の駆動力を自在に配分させる「ポルシェ・トラクションマネージメント(PDM)」との組み合わせで、よりスポーティな走りを実現する。0-100km/h間の加速は5.2秒、オプションのスポーツクロノパッケージ装着時には5.0秒まで短縮可能で、ドライバーは、自らの手により操るという実感を得られる。

コンパクトSUVにおける真のスポーツカー

また、マカンGTSは「ポルシェ・アクティブサスペンションマネージメント(PASM)」により十分な実用性も兼ね備えている。走行中の状況やドライビングスタイルに合わせてダンパーの減衰力が調整されるため、路面に吸い付くようなフィーリングを感じ取ることができるのだ。

居心地を決めるGTSスポーツシートや内装には、質感のなめらかなアルカンタラを使用。スポーツエグゾーストシステムにより、室内には耳心地のよいエンジン音が響く。さらに、ポルシェのSUVモデルでは初めて「ポルシェ コミュニケーション マネージメント(PCM)」を採用し、スマートフォンとのシームレスな連携など、走行時にドライバーがストレスを感じることなくリラックスできるように工夫されているのも嬉しい。
東京モーターショーでのワールドプレミアの際には、ポルシェAGディレクターであるDr.エアハルト・メスレが「GTSの3文字を冠することを誇りに思っており、マカンにはその価値がある。GTSは、このマカンがクラスにおける真のスポーツカーであることを疑いの余地なく証明しているからだ」と語り、「これまでのポルシェで最も俊敏なSUVとなっている」と続けた。

コンパクトSUVでありながら、はっきりとスポーツカーとしての価値を打ち出すマカンGTS。満を持して登場したモデルにより、ポルシェはまたひとつ、新たなドライビングプレジャーをもたらしてくれたといえる。

Text by Syuhei Kaneko