伝説の名車「トヨタ2000GT」を我が家に迎える
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伝説の名車「トヨタ2000GT」を我が家に迎える

トヨタ2000GTは1967年に発売され、3年ほどの間にわずか330台あまりで生産を終了。その後70年代のスーパーカーブームもあり、あっという間に伝説となったスポーツカーだ。当時から高嶺の花と呼ばれ、今なお熱心なファンも多いこの名車を1/12サイズで緻密に再現した限定生産ミニカーが話題となっている。

日本が世界に誇る唯一無二のスーパーカー

トヨタ2000GTは、トヨタとヤマハ発動機の共同開発によって誕生したクーペだ。当時の販売価格が238万円、現在の価値では1500万円とも2000万円とも推定される高級車であり、試験走行時には平均時速206.18kmで78時間連続走行を達成といった数々の伝説的な逸話に彩られている。今なお、実車を3Dスキャンして独自再現する旧車ショップが現れたり、100万ドル以上でのオークション落札などがニュースになったりするほど。日本唯一のスーパーカーという評価もある。

その最大の魅力は、流麗なボディの美しいプロポーション。車高を抑えたロングノーズにリトラクタブルヘッドライトというデザインも当時の最先端だった。また、インパネやステアリングのウッド仕様も高級感あふれるもの。まさに当時の日本のものづくりの総力が結集されたスポーツカーだったといえる。
(C)KYOSHO CORPORATION
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今回、ミニカーモデル化を手がけたのは、「日本の名車」をテーマにしたハイエンドなミニカー“samuraiシリーズ”を展開する京商。こちらも、熟練工による妥協を許さない技術が結晶し、工芸品のような逸品に仕上っている。

全長348mmの美麗ボディはインテリア感覚

フロントフェンダーからフードへの流れるようなフォルムだけでなく、砲弾型フェンダーミラー、七宝焼のエンブレム、インパネまわりの木目や計器類の細かな表示に至るまで、ディテールの再現ぶりも圧巻。樹脂素材の採用により、塗装の美しさも際立っている。プロポーションにこだわることを優先し、開閉機構は一切持たない。また、高いクオリティを保ちながらも1/12スケールとしては驚くほどの低価格に設定されている。
(C)KYOSHO CORPORATION
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全長348mm、幅134mm、全高97mm。このなんとも絶妙な1/12サイズの効果も手伝って、じっと眺めていると、そんなはずはないと分かっていても実車と錯覚しそうな感覚すらおぼえる。すでにインテリアとしての価値と存在感は十分にある。2色ラインナップされるボディカラーは、いずれも限定生産品。コレクションに加えるならどうぞお早めに。

Text by Nin Onodera

Main Photo by (C)KYOSHO CORPORATION