達成感が魅力。40男の「トライアスロン」デビュー
- 40代のアク抜きダイエットテク -

達成感が魅力。40男の「トライアスロン」デビュー

経営者や医師など成功した40代男性には、目標に向かって日ごろから極限まで自分自身を追い込む人が多いという。なかでも、多くの成功者の間で人気となっているスポーツが、水泳、ロードレース、長距離ランの3種目を連続して行う過酷な耐久スポーツ「トライアスロン」だ。いかにも初心者にはキツそうだが、トライアスロンにはダイエット効果はもちろん、強い達成感など、さまざまなメリットがあるという。基礎的なトレーニング、必要な装備などについて、ウェブサイト『トライアスロン解体新書』管理人のマーコットさんに話を聞いた。

■今回のアドバイザー
ウェブサイト『トライアスロン解体新書』管理人
マーコットさん

学生時代に陸上や水泳などのスポーツを経験し、2002年からトライアスロンを始める。伊良湖トライアスロンのBタイプで2年連続、年代別の優勝経験を持つ。トライアスロンを楽しむためのコツを紹介するウェブサイト、『トライアスロン解体新書』を運営。

3競技に使う道具を揃えるところからスタート

マーコットさん「トライアスロンには多くの魅力がありますが、ほかの競技に比べてより大きいのがゴールした時の感動・達成感です。自然を相手に遊ぶという面白さ、コースや気象条件にあわせていろいろと考えて工夫をする面白さも兼ね備えています。もちろん、トレーニングを重ねることで、スリムな体型になって、体力もつきます。

始めるにあたっては、まず装備を揃える必要があります。スイムの場合、水着、ゴーグル、キャップ、ゴーグルの曇り止め、ウェットスーツが最低限必要です。水着は競泳用の高価なものを買う必要はなく、生地が厚めで耐久性の高い水着がオススメ。また、国内での大会ではウェットスーツの着用義務があるものがほとんどなので、こちらも必須です。

バイクには、自転車、ヘルメット、サングラス、シューズ、ウェア、ドリンクボトル、ボトルケージ、サイクルコンピューターが必要です。トライアスロンで使う自転車はロードバイク、あるいはTT(タイムトライアル)バイク。自転車初心者の場合は、汎用性の高いロードバイクにした方が無難でしょう。10~20万円程度のものでも十分にレースに出場できるだけの性能があります。ランに必要なのは、当然ランニングシューズ。ランニング用で足に合うものならなんでもOKです。走るペースに合わせてレース用と練習用に2足用意しておくと良いでしょう。

ほかにも、トレーニングの効率化のためのアイテムとして、心拍計、GPS、ローラー台、さらにレース用アイテムとして、レース用ウェア、ワセリン、ゼッケンベルトなどなどがあります。全部揃えると最低でも総額20〜30万円くらい。必須アイテムが多い分、初期費用は高めです」

最大心拍数の70%前後のレベルで練習すれば十分

マーコットさん「トライアスロンを始めるにはまず体力と思うかもしれませんが、同じくらい重要なのが技術です。技術があればケガもしにくく、少ない体力で速く楽に運動することができます。特にスイムは技術のウェイトが大きいため、泳げない人、苦手な人はスイミングスクールに通うことをオススメします。体力はバイクとランで養えますから、スイムは技術練習と水に慣れることに集中しましょう。

バイクの場合、購入したショップで練習会を行っているはずなので、まずはそれに参加して乗り方やマナー、トラブル時の対処法を学ぶのがベターです。ランの練習は1人で可能ですが、できればフォームを誰かにチェックしてもらったほうがいいでしょう。1人でやる場合も、少なくとも1回は走っている姿を誰かに撮影してもらい、自分のフォームを見ておいてください。大抵は頭の中のイメージとかなり違っているはずなので、それをもとに修正すると上達が早いと思います。

トライアスロンは過酷というイメージがあるので、きつい練習をイメージする人が多いと思います。しかし、完走目的の場合、最大心拍数の70%前後のレベルで練習すれば十分。これは会話をしながらでも何とか走れるレベルです。実際にやってみれば、『こんなに楽でいいの?』と感じる人も多いはず。これでも十分に有酸素能力は鍛えられます。この運動強度で長時間走り続けることを目指し、最終的に、スイムは100m3分以内というペースで200~400m以上泳ぎ、バイクは平均速度20km/h以上で1時間以上走り、ランは歩かずに10km走りきることを目標に練習してください」

大会日から逆算してトレーニングを始める

マーコット「心がけてほしいのは、頑張りすぎない、成果を急ぎすぎない、他人と比較しすぎないことです。トライアスロンをするための体力と筋肉を養うには時間がかかり、また競技能力は個人差が大きいので、成果や競争にフォーカスすると無理してケガをしたり、メンタル的に参ってしまったりいます。

それを防ぐ意味でも、現実的な目標を立て、それに向けた練習計画をつくることをオススメします。目標とする大会を決め、そこから日程を逆算して練習スケジュールを立て、あとはそれに向かって淡々とスケジュールをこなす、という流れです。そうすれば、無理せずにマイペースで、日々の成長を楽しみながらトレーニングできると思います。練習スケジュールは8割できれば上出来と思いましょう」

最後にアドバイザーからひと言

「トライアスロンは時間とお金とコツコツとした努力が必要なスポーツですが、ゴールした選手は全員が勝者です。勝者に向かって是非スタートを切って下さい!」

Text by Miku Nakamura(Seidansha)