食後すぐはNG!! 意外と知らない「正しい歯の磨き方」
- 口臭・ワキガ・加齢臭・足 ニオイ対策できている? -

食後すぐはNG!! 意外と知らない「正しい歯の磨き方」

40代ともなると歯周病や口臭などオーラルケアが気になるところ。ちなみに日本では中高年の8割が歯周病ともいわれており、自覚がないまま進行していくケースもあるよいだ。そこで知っておきたいのが、正しい歯の磨き方。自己流をあらため、最も効果的に歯を磨くことで歯周病が防げ、口臭も発生しづらくなるのだ。正しい歯磨き法について専門家に詳しく聞いた。

■今回のアドバイザー
表参道矯正歯科 院長
川崎健一さん

完全オーダーメイドの矯正歯科治療を行う表参道矯正歯科の院長。東北大学歯学部卒業。歯学博士(歯科矯正学)、日本矯正歯科学会認定医 舌側矯正医(Lingual Orthodontist)インビザライン専門医(インビザラインスーパードクター)クリアアライナー認定医、アソアライナー認定医。

歯磨きは10〜15分かけて行うのが理想

川崎さん「歯磨きで重要なのは、時間ではなく、汚れがしっかり落ちているかどうかです。食べたあとにすぐ歯磨きをする人がいますが、実はそれは間違ったやり方。食事の直後は口腔内が酸性になっているため、その段階で磨くと歯が削れる可能性があります。そのため、歯磨きは毎食後、30分程度経ってから行ってください。唾液の緩衝能で酸性から中性に変わっているので歯が削れる心配がありません。10~15分程度かけて歯の隅々まで綺麗にしましょう。

歯ブラシは小さめのヘッドのほうが、奥歯や内側も磨きやすいのでオススメです。毛の硬さは普通を選んでください。硬めの毛は歯や歯茎を傷つける可能性があります。また、歯ブラシを保管する際に、濡れたまま湿度の高い場所に置いておくと、ブラシの中に細菌が繁殖してしまいます。水分をよく切って風通しの良い場所に置くようにしてください」

歯ブラシとフロスの併用で歯の汚れをしっかり落とす

川崎さん「最近の歯磨きのトレンドは、『スクラビング法』と『バス法』です。スクラビング法とは、毛先を歯面に直角に当てて、細かく振動させる磨き方のことを言います。歯面の汚れを落とすのに適した磨き方です。もうひとつのバス法は、歯と歯茎の間に45度くらいの角度で毛先を当て、スクラビング法同様、細かく振動させて磨いていきます。歯と歯茎の間の汚れを落とすので歯周病予防に効果がある磨き方です。いずれも歯ブラシはエンピツ持ちで軽い力で磨くようにしてください。

歯磨きには、フロスの使用もマストです。歯ブラシだけでは、歯の汚れの約60%しか落とせませんが、フロスと歯ブラシの併用では、約80~90%の汚れが落ちると言われています。フロスではなく、歯間ブラシを使用するのもいいですが、歯間ブラシは本来、隙間の大きな場所に使用するのに適しているものです。狭い場所に無理をして使用すると、歯肉を傷つける危険性があるため、医師の指導のもと使用するのが好ましいです」

リラックス状態で歯磨きをすると若がり効果が

川崎さん「虫歯予防のためには夜の歯磨きが最も重要です。というのも、元々唾液には、虫歯菌が作った歯を溶かす酸を中和したり、歯の再石灰化を促したりする作用があります。ところが、睡眠中は唾液の分泌量が少なくなるため、これらの作用が弱くなり、虫歯の進行を早めてしまうのです。寝る前の歯磨きは特に丁寧にするように心がけてください。

また、リラックスした状態で歯磨きをすると、唾液の中に若返り効果のあるホルモンが分泌されるため、アンチエイジング効果が期待できます。時間があるときは、湯船につかってリラックスしながら、ゆっくり歯磨きをしてみてください。また、定期的に歯医者さんに行って、プロのクリーニングを受けたり、虫歯、歯周病のチェックをしてもらったりすることも大切です」

最後にアドバイザーからひと言

「丁寧に歯磨きをする時間が取れないときは、電動歯ブラシの使用がオススメ。キシリトールガムを噛んで虫歯菌の繁殖を抑制するのもOKですよ!」

Text by Miku Nakamura(Seidansha)