世界に25台、至高のロールス・ロイス限定コレクション
- スーパーカーブランド【ロールスロイス】 -

世界に25台、至高のロールス・ロイス限定コレクション

ロールス・ロイスは、いわずと知れたイギリスを代表する超高級車メーカーだ。なかでも「ファントム」は、1925年から1991年まで6世代が生産されたのち、一度は姿を消すものの、同社がBMW傘下となった5年後にまったく新しいスタイルとテクノロジーで復活。いわばロールス・ロイスで最も歴史のあるサルーンといっていいモデルである。まるで高貴な人々のための専用車のような堂々かつ豪華なそのファントムに、今年11月、世界25台限定の「ファントム・ライムライト・コレクション」が加わった。そのうち、日本専用として作られた1台には、これまで国内発売された限定モデルで史上最高価格が付けられている。ロールス・ロイスは、このファントム・ライムライト・コレクションで何を語るのか?

最高級の名に値するスペックとパフォーマンス

「ファントム・ライムライト・コレクション」の日本での価格は、なんと約8100万円。エクステリア、インテリアには、同社のビスポーク(特注)部門によって特別な仕立てが施されている。ボディは美しく深みのあるガーラ・ブルーをまとい、9本スポークの独特なホイールが足元を引き締める。その組み合わせがロングボディ、ロングノーズ、ロングホイールベースがもたらすファントム独特の存在感をさらに昇華させるものとなっている。伝統的なグリルの奥に鎮座する心臓部には、6.7リッターV型12気筒エンジンを搭載。最高級の名にふさわしいスペックと余裕のパフォーマンスを矜持する。

乗る者すべてをリラックスさせるインテリア

インテリアは、まさに豪華絢爛といったパッケージだ。観音開きの後席ドアを開け、まず目に入るホワイトのプレミアムシートにはフットレストも装備。ちなみにこのシートは、人間工学や医療の見地から最適なリラックスポジションが計算されているという。
さらに、ドアに設けられた格納式コンパートメントには腕時計やカード類、香水ボトルなどが収納でき、広い室内と相まって乗員に最上級の空間を提供。ほかにも、ダイヤモンドの複雑な形からインスピレーションを受けた刺繍や、職人の手作業で仕上げられたウッドパネル、専用の「ライムライト・ビスポーク・クロック」なども配され、ラグジュアリーの粋を極める演出がなされている。
ロールス・ロイスは世界最高の自動車とも評されている。その車は、ごく限られた者にしか所有を許されていないものだが、裏を返せば限られた者が乗るからこそ、最高でなければならないということだ。世界の様々なメーカーがその「最高」に向かって高級車を作り続けているが、やはり"超"が似合うのは、ロールス・ロイスをおいて他にはないように思える。「ファントム・ライムライト・コレクション」は世界を舞台に活躍する人のための車として「ライムライト=脚光」と名付けられたという。同車はそのような人たちに最もふさわしい“至高のベンチマークサルーン”であることをアピールする。

Text by Tetsuya Abe