フレディ・マーキュリー伝説の勇姿が蘇る!
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フレディ・マーキュリー伝説の勇姿が蘇る!

イギリスを代表するロックバンド「Queen」。そのフロントマンであり、4オクターブともいわれる声域を誇るヴォーカリストであり、優れたミュージシャンであり、稀代のロックスターであり、そしてなによりも圧倒的な存在感を放つライブパフォーマーであったフレディ・マーキュリーが、生誕70周年を迎える2016年、フィギュアとなって蘇った。

伝説のステージでの衣装を再現

1986年7月11日(金)と12日(土)、夏の夜のイギリス・ロンドン、ウェンブリー・スタジアムで行われたQueenのライブ。12作目のアルバム『A Kind Of Magic』リリース後のツアーを締めくくるものだったのだが、チケットは発売後すぐに完売。追加で2日間のライブとなり、計15万人の観客を動員。バンドのパフォーマンスは絶好調で、両日ともスタジアムの人がまるで波のように揺れるほど盛り上がったが、この後フレディ・マーキュリーの病状が悪化。オリジナルメンバーでのライブはこれが最後となってしまった。「伝説のライブ」と呼ばれる所以である。

そんな伝説のステージでのド派手な黄色のジャケットに白のタンクトップ、白地に赤と金のラインの入ったパンツにスニーカーという衣装をまとったフレディの勇姿。それが、コンパクトながら美しい造形と完成度の高い仕上がり、そして体の各所に広い可動域を持つ関節を配すことで様々なポーズを取ることができる、バンダイの「S.H.Figuarts」ブランドより発売されることになった。

全高約14センチに凝縮されたリアルな姿

とにかくまずはフィギュアの写真を見て欲しい。本物のフレディ・マーキュリーと見まごうばかりの完璧なプロポーションのフィギュアだ。それもそのはず、フレディの数々のライブ映像やPV、そして膨大な写真を原型師と3Dデータ制作班が共同で解析。顔の輪郭、外国人ならではの頬骨や目元の立体感、口元や歯、メイク、シワ、ヒゲ、胸毛、衣装、ポージングなど細部に至るまで徹底的に検証され、「これぞフレディ」という表情、佇まいを研究しているのだ。
研究を元に造り上げられた、デジタル原型と立体彩色用データをシンクロさせることで精密な彩色原型が完成。この原型の形と立体彩色用データは生産段階にそのまま活かされ、原型からの劣化がほとんどないハイクオリティな製品の量産を実現している。

わずか2cmしかない頭部は、目を閉じて雄叫びを上げるように大きく口を開けたもの、今にも歌声が聞こえてきそうな表情、観客を見据えるようなキメ顔の3種があり、握りこぶしやマイクを握るための交換用手首、マイク、そしてフレディならではの上側のみを抜いたハーフタイプのマイクスタンドが付属している。さらにS.H.Figuartsならではの圧倒的な可動域を誇る各関節が、有名な写真のポーズなど様々なアクションを可能にしている。
多くのアーティストに影響を与え(Lady Gagaの名前の由来が、Queenの曲『Radio Ga Ga』であることはあまりにも有名だ)、1991年11月24日に45歳で亡くなったフレディ。しかしその歌声と魂は、今なお聞く人の心を熱くする。ぜひ伝説のライブ映像を見ながら、「S.H.Figuarts フレディ・マーキュリー」でフレディと同じく激しいアクションとパワフルな歌声、すべての観客を魅了するカリスマ性を発揮したステージングを再現してみてほしい。

Text by Tamotsu Narita