“ヤットさん”のサッカーマインドに迫る。――遠藤保仁著、最新刊!『白紙からの選択』より
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“ヤットさん”のサッカーマインドに迫る。――遠藤保仁著、最新刊!『白紙からの選択』より

現在、ガンバ大阪のキャプテンを務め、日本代表最多出場など、多くの記録をもつサッカー選手・遠藤保仁が、自身のマインドを詰め込んだ書籍『白紙からの選択』を発売。

サッカー選手としてはもちろん、一人の男として、父親・夫として……。他人の意見に左右されず、自分らしく生きてきた35年の人生を振り返りながら、その時々で思い、感じたことを語り下した一冊。ここでは、書籍未収録のサッカーマインドを紹介。

自己分析ができるようになって、より明確に、“世界”を意識するようになりました。それ以前は、「これをやらなければ世界で勝てない」ということを探してもいなかったかもしれない。自分の土俵で勝負することばかり考えていたし、“引き込んでナンボ”というサッカーをやっていた気がします。まあ、若かったんでしょうね。世界で勝つためには、相手の土俵に乗せられても、自分の力を発揮できなきゃダメなんですよ。20代半ばで、僕はようやくそういう気持ちを持つことができ、自己分析をしながら、客観的な意見も取り入れられるようになった。その時期からです、コーチに自分のことを聞きに行けるようになったのは。
パスの質なんて、言ってしまえば、どうでもいい。パスを受ける選手がプレーしやすければ。でも、僕は「そのためにどうすればいいか」にこだわっているので、ボールの回転がすごく重要なんです。「完璧だな」と思うパスは少ないけど、そういうパスが通った時はちょっと興奮しますね。「よっしゃ!」と、プレーしながら心の中でよく言ってます。見ている人の目にどう映っているかはわからないけど、一見、パスミスに見えるようなシーンでも、僕の感覚では「ミスじゃない」と思えることもあるんです。「ミスだと思われてしまうパス」が「ゴールにつながるラストパス」になったりもしますからね。

Text by Hot-Dog PRESS編集部