8年ぶりにフルモデルチェンジしたMINIクラブマン
- スーパーカーブランド【MINI】 -

8年ぶりにフルモデルチェンジしたMINIクラブマン

2001年にBMW参加となってからの「MINI」は、ベーシックな3ドアをはじめ、5ドア、クーペ、コンバーチブルなど多彩なモデルをリリースし、「遊び心溢れるコンパクトカー」の伝統を受け継ぎながらも時代のニーズに合わせて進化を続けてきた。そのモデルの中でもっとも「大人」なスタイルを持つのが、ステーションワゴンタイプの「クラブマン」だ。初代モデルの登場以来8年ぶりにフルモデルチェンジを受けた本モデルは、最新の電子制御技術や動力性能、機能性を備え、プレミアムコンパクトセグメントの新境地を切り開く新世代のMINIに生まれ変わった。

機能性を高めたロング&ワイドなボディ

従来の「クラブマン」には、右側ドアが観音開きという左右非対称の「アシンメトリック・クラブドア」が採用されていた。しかし、新型ではその特徴を廃して通常の4ドア方式を採用。乗員全員の乗降がよりスムーズになった。

ボディサイズは全長4270mm、全幅1800mm、全高1470mm。従来よりも全長が290mm、全幅が115mm拡大され、シリーズ中でも存在感のあるスタイルを表現している。車内の居住性も向上しており、ラゲッジ容量は360Lを確保。後席は40:20:40で分割倒式となっており、すべてをたためば1250Lまで拡大可能と、高い快適性と機能性を手に入れた。

3気筒と4気筒のターボエンジンをラインナップ

新型「クラブマン」には、ベーシックの「クーパー」と、スポーツ性を高めた「クーパーS」の2種類がラインナップされている。それぞれの大きな違いはパワートレインだ。「クーパー」には、最高出力136ps、最大トルク220Nmの1.5リッター3気筒ターボエンジンを搭載。6速ATを組み合わせ燃費は17.1km/Lと環境性も両立している。

一方「クーパーS」には、より高性能な2リッター4気筒ターボエンジンを搭載。最高192ps、最大280Nmを発揮するそのユニットには8速ATを組み合わせ、燃費は16.6km/Lを確保しながらも、「MINI」らしいスポーツ性を堪能することが可能だ。
加えてどちらのモデルにおいても、「平成27年度燃費基準+10%」、「平成17年排出ガス基準75%低減レベル」を達成しており、自動車取得税60%減税、重量税50%減税と、エコカー減税の対象というのも見逃せないポイントである。

個性を出したいユーザーの要望に応えるモデル

大人の風格を備えた「クラブマン」だが、やはり遊び車の「MINI」である。豊富なボディカラーに加え、ホワイト、シルバー、ブラックの全3色のルーフカラーを組み合わせることが可能となっている。さらにホイールタイプも選べるため、幾通りものカラーリングをチョイスすることができる。インテリアでも、パネルカラーやさまざまな表皮のレザーシートを選べるので、納車時にはすでにカスタムされた自分好みの個性的な一台が仕上がっているだろう。
かつて1969年に登場したクラブマンは、当時も独特のスタイルをとったが、それがかえって仇となり評判は良くなかったようだ。しかし、現在は個性が尊重される時代であり、加えてクルマには機能性プラスアルファが求められている。シリーズの中でもひと際存在感のある「クラブマン」は、そんな時代の要望に合致しているともいえる。自分らしくありのままのワガママに応えるモデル。「クラブマン」はそんな1台だ。

Text by Tetsuya Abe