BMWのフラッグシップ、新型7シリーズが日本上陸
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BMWのフラッグシップ、新型7シリーズが日本上陸

BWWのフラッグシップ「7シリーズ」がフルモデルチェンジし、第6世代へと進化を遂げた。ハイエンドサルーンに相応しいラグジュアリー性の向上はもちろん、量販モデルで世界初採用となる革新的なボディ構造「カーボン・コア」により、先代モデルに比べて最大130kgもの軽量化を実現。同時に高剛性化、低重心化が図られ、「駆けぬける歓び」もアップデートされた。この10月に早くも日本に上陸した「最も革新的なラグジュアリーセダン」、新しい7シリーズをチェックしてみよう。

先代モデルに比べて最大130kgもの軽量化

フロントマスクで存在感を放つキドニーグリル、FR車らしいロングノーズのプロポーション、サイドウインドウのグラフィックを特徴づけるホフマイスターキンク、夜間でもひと目でBMWとわかるL字型のテールライト…。6世代目へと進化した7シリーズだが、BMWの伝統的な“様式”は、変わらない。それでも、新しく見えるのはヘッドライトとつながったキドニーグリルや、よりダイナミックな面を見せるサイドビュー、ドア下部に追加されたクロームのラインがそう思わせるのだろう。
バリエーションは、3.0リッター直6ツインターボを搭載する「740i」と、4.4リッターV8ツインターボの「750i」があり、ロングホイールベースモデルの「Li」、よりダイナミックでスポーティな「M Sports」、M SPORTSのロングホイールベース版「Li M Sports」がそれぞれに用意されている。また、2016年には、2.0リッター4気筒ツインターボに高出力の電気モーターを組み合わせたプラグイン・ハイブリッドモデルが導入される予定だ。

新しい7シリーズで特筆すべきは、先代モデルに比べて最大130kgもの軽量化が図られたことだろう。これは、カーボン・ファイバー強化樹脂(CFRP)を随所に採用した革新的なボディ構造「カーボン・コア」によるもの。足回りには、ステレオ・カメラが前方の路面を検知する電子制御サスペンションと、電動式アクティブ・スタビライザーの「ダイナミック・ドライブ」からなる「エグゼクティブ・ドライブ・プロ」が新たに採用された。「エグゼクティブ・ドライブ・プロ」は、「2アクスル・エア・サスペンション」とともに、全モデル標準装備される。

量産車世界初「ジェスチャー・コントロール」

インテリアもエクステリアと同様、今までのBMWの文法に則ったデザインをベースに、新しい世界観が持ち込まれている。レザーフィニッシュのダッシュボードや室内を取り囲むインテリアトリム、操作系まわりに施されたアルミニウムが、モダンでラグジュアリーな空間を作り出している。
インテリアトリムに添って照らしだされるアンビエント・ライトは、夜間のムードを演出してくれるアイテムだ。シートには、「エクスクルーシブ・ナッパ・レザー」が標準装備となる。
インテリアに採用される“量産車世界初”は、「ジェスチャー・コントロール」だ。ドライバーが6つのジェスチャーをするだけで3Dカメラが動作を認識し、オーディオなどのコントロールが可能となっている。もちろん、BMW独自のインターフェイス「iDrive」も採用されており、タッチ・パネル機能付き10.2インチ ワイド・コントロール・ディスプレイとともに全モデルに標準装備される。

動力性能に運動性能に燃費と、クルマにとって軽さは大きな武器になる。100kg以上の軽量化を実現したニュー7シリーズが、今まで以上の「駆けぬける歓び」を持っていることは間違いない。ウィークデーはリヤシートでくつろぎながら移動の時間を過ごし、休日はステアリングを握ってドライビングを楽しむ。7シリーズなら、こんな贅沢な使い方も自由自在にできるだろう。

Text by Muneyoshi Kitani