薪窯でまるごと焼きあげる極上の赤身肉
- 40男、至高のグルメガイド -

薪窯でまるごと焼きあげる極上の赤身肉

上質なアミノ酸をたっぷり含んでヘルシーなうえ、肉本来の歯ごたえや旨味を味わえる赤身肉。人気も定着し、「霜降りより赤身」という声もよく聞くようになった。そんな「赤身派」ならばぜひ一度、足を運んでみたいのが赤坂にオープンした「カロフェゴ赤坂店」だ。店名の「カロフェゴ」は、ラテン語のCaro=「肉」とスペイン語のFuego =「火」を組み合わせた造語。その名の通り、こだわりの赤身の塊肉を薪窯で熾した直火で焼きあげる、他にはない薪窯ステーキ専門店だ。

薪窯に面したカウンターで焼き上がりを待つ至福

薪窯は日本ではあまりなじみがないが、ヨーロッパや南米では古くから伝わる調理法。熾火をうまくコントロールして一定の温度を保ち、50分ほど時間をかけて、大きな塊肉に優しく火を入れていく。じっくり焼きあげることで肉の繊維一本一本に肉汁がからみつき、肉の旨味がぎゅっと閉じ込められるのだという。

一番のおすすめは今話題の「グラスフェッド」と呼ばれるニュージーランド産牧草牛のサーロイン。じっくり焼いた肉の塊はナイフを入れても肉汁が流れ出ることはなく、口に運んで噛みしめた途端に溢れ出す。脂の旨味とはまた違う、赤身ならではの旨さを堪能しよう。

前菜にサイドディッシュ、デザートとコーヒーなどもついたカロフェゴコース(7800円)は1人前250g。もっとたっぷり肉を楽しみたい、という場合は単品でも500g(9000円)から注文できる。他にもTボーン(10g/200円)や、くまもとあか牛のサーロイン(500g/13000円)やフィレ(250g/9000円)、三重県産 松坂ポーク(500g/9000円)なども、すべて薪窯で焼きあげてくれる。

薪窯に面したカウンターで焼き上がりを待つ至福

薪窯のもうひとつの魅力は、食材にほんのり移る香り。薪の香りは食欲を増進させ、肉などの臭みを消してくれるといい、カロフェゴでは火力が安定して火持ちが良く、さらに香りが赤身肉と相性の良い楢の木のみを使っているそうだ。カウンターの正面に据えられた薪窯でシェフが丁寧に肉を焼きあげていく姿もまた、なんともいえないご馳走のひとつだ。

季節ごとにメニューが変わる前菜も魅力

肉が焼きあがるまでの時間は、「マグロとアボカドのタルタル」や「シーフードプラッター」などの前菜を楽しもう。実はこの店の運営会社は、オイスターバー&レストラン「Ostrea(オストレア)」と同じバル.ジャパン。素材の新鮮さにはこだわりがあり、その時々に仕入れのある旬の素材を使っている。そのため、メニューもほぼ週替わりで変化するほどだ。

また仕入れが難しく幻のチーズといわれている「ジョバンニさんのブラッターチーズとトマトのカプレーゼ」(3800円)や、東京の石川酒造が手がけるクラフトビール「東京ブルース」(1400円)など、ひそかにレアなメニューも。

季節ごとにメニューが変わる前菜も魅力

12月21日(月)~26日(土)は期間限定のクリスマスコースも提供される。メインディッシュは「ニュージーランド牧草牛のサーロイン」(11000円)と「熊本県あか牛サーロイン」(14000円)のどちらか。前菜には「フォアグラと無花果のタルトレット」「オマール海老とカブのムースのカクテル キャビア添え」「金目鯛のナージュ 生姜風味のソース」「クリスマスカラー3色のデザート」など華やかなメニューが並ぶ。このときばかりは、ぜひカウンター席を予約したい。薪窯のゆらめく炎と薪の香りを楽しみながらクリスマス気分を堪能できることうけあいだ。

Text by Shoko Iwane