重さ2kg! 『スター・ウォーズ コスチューム大全』の中身
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重さ2kg! 『スター・ウォーズ コスチューム大全』の中身

ディズニー映画となっての新作公開でまたも盛り上がる世間を横目に、やはり『スター・ウォーズ』は初期に公開された3部作の魅力に勝るものはない、などと複雑な思いの諸賢も多いはず。そんな方にはたまらないコレクターズアイテムが登場した。エピソード4・5・6の劇中キャラクターのコスチュームにひたすら焦点を絞って全網羅した、本格ヴィジュアル事典だ。

オールカラー226P、まるごと衣装のことだけを掲載

「新たなる希望」「帝国の逆襲」「ジェダイの帰還」。『スター・ウォーズ』エピソード4〜6というトリロジーは、それまで誰も観たことのなかった映像で綴られる宇宙のおとぎ話として、強烈な印象を残した。新たに番号が振られたり、訳語が変更になったり、CG技術で映像が補強されたりといった細かな変遷こそあれ、そのシンプルな物語と愛すべきキャラクター群は、今なお膨大な関連グッズや書籍が作られ続けるSW世界の原点となっている。

その初期3部作に登場するキャラクターのコスチュームを全網羅したのが『スター・ウォーズ コスチューム大全 エピソード4・5・6』だ。高さ350mm、幅240mm、厚さ25mm、重さ約2kg。ちょっとした凶器になり得る重厚さを備えたビッグサイズな外見もスゴイ。中身はオールカラー全226Pのボリュームで、ルーカスフィルムに保管されていた衣装の撮りおろし写真580点はもちろん、イメージラフスケッチ、製作当時の貴重な記録写真、さらに詳細な解説テキストなどを収録した充実の内容。資料的な価値も非常に高い。
(C)&TM 2015 Lucasfilm Ltd.
(C)&TM 2015 Lucasfilm Ltd.

スタントマン用の特製ハーネスまでも網羅

各エピソードの衣装監督3人(ジョン・モロ、アギー・ロジャース、ニロ・ロディス=ジャメーロ)による序文をはじめ、撮影秘話も満載。防弾チョッキを着こなすキツネザル顔のチューバッカ初期スケッチも拝めるし、帝国軍将校が「有能な全体主義者に見える」というオーダーから生まれたこと、反乱軍のヘルメットも最初はフェイスマスク付きでイメージされていたことなど、ページを繰るごとに小さな発見や楽しさがある。画面に登場するコスチュームは当然だが、スタントマン用に作られた特製ハーネスまで美麗写真で細部を確認できる念の入りようは圧巻。関連する衣装を文字通り網羅した作りになっている。
(C)&TM 2015 Lucasfilm Ltd.
ではあの映画史に燦然と輝く名悪役、ダース・ベイダーの衣装はどのように誕生したのか? 愛すべきイカサマ師、ランド・カルリジアンは衣装でどのようにイメージをコントロールされているのか? そのあたりは本書でぜひ実際に確かめてほしい。初回特典はオリジナルポストカード4枚セットを同梱している。

Text by Nin Onodera

Photo by (C)&TM 2015 Lucasfilm Ltd.