ジェームズ・ボンドも愛用の堅牢な旅の相棒
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ジェームズ・ボンドも愛用の堅牢な旅の相棒

1897年創業のイギリスのラグジュアリーなトラベルケースブランド「グローブ・トロッター」。同社がオフィシャルパートナーを務める映画『007 スペクター』の公開を記念し、ジェームズ・ボンドからインスパイアされた“007 スペクター”コレクションを限定で発売された。

『007 スペクター』限定のグローブ・トロッター

映画『007』シリーズ24作目となる『007 スペクター』。今回ボンドが追うのは謎の世界的組織「スペクター」だ。007シリーズでは世界各国の都市やリゾート地が舞台となるが、本作ではMI6のあるイギリス・ロンドンはもちろんのこと、メキシコ・メキシコシティ、イタリア・ローマ、オーストリア・ゼルデン、モロッコ・タンジェなどでジェームズ・ボンドが活躍、任務を遂行する。

そのボンドが劇中で愛用するトラベルケースがグローブ・トロッターだ。『007 スペクター』では、ボンドと今作のボンド・ガールであるマドレーヌ・スワン(レア・セドゥ)を結びつける、ある重要な人物がいる場所への旅で登場する。それがこの写真だ。
どこまでも広がる荒涼とした土地、そしてそこを横切る線路…これ以上のストーリーはぜひ劇場で確認してほしいのだが、その足元に置かれているのがグローブ・トロッターだ。産業革命によって世界を旅する人が増えた時代に流行した言葉「グローブ・トロッター=世界中を闊歩する人」から名付けられたイギリスの老舗ブランドは、英国紳士であり、世界を股にかけて活躍するスパイであるジェームズ・ボンドにぴったりといえよう。ちなみにボンド役のダニエル・クレイグは、プライベートでもグローブ・トロッターを愛用しているそうだ。

「ジェームズ・ボンド」ならではの精悍なデザイン

“JAMES BOND”コレクションは、ネイビーにブラックレザーをあしらい、ゴールドのフィッティングを採用、さらにライニング(裏地)に007シリーズならではの「ガン・バレル」を使用した、アタッシェケースから大型のスーツケースまで4つサイズが揃う「トラベルケースコレクション」と、ネイビーカーフレザーにブラックのウィンザーグレインレザーをアクセントとしたラゲッジタグ、パスポートカバー、トラベルウォレット、オーバーナインボストンという4つの「レザーコレクション」を展開する。ボンドらしい、落ち着きの中にハードさのある精悍なデザインだ。
さらに今回から(グローブ・トロッターは前作『007 スカイフォール』に引き続きオフィシャルパートナーを務めている)は、ボンドをサポートする有能な秘書「ミス・マネーペニー」をイメージしたレディス向けの“MISS MONEYPENNY”コレクションも加わったことで、パートナーと一緒にコーディネートする楽しさも増えた。
グローブ・トロッターのトラベルケースは特殊紙を何層も重ねて樹脂でコーティングした軽くて丈夫な「ヴァルカンファイバー」を使っているのだが、これは非常に成型が難しい素材だったそうだ。しかし「たわみ」を分散する独自の構造を採用したことで、象が乗っても壊れないといわれるほど(かつてのカタログの写真にも使われている)堅牢で、かつ軽量なスーツケースとなった。さらにはシンプルで飽きのこないスクエアな形と洗練されたデザイン、そして使い込むほど味わい深くなるエイジングの魅力を持っていることから「一度使えば虜になる」といわれている。
トラベルケースは創業以来大人気となり、イギリス空軍の軍用品として採用されたほか、イギリス王室のエリザベス女王がハネムーン用のハットケースを特注する(今もグローブ・トロッターを愛用されている)など多くの人々に愛され、高い信頼性を獲得してきた。その製法は今でも創業当時とほとんど変わらず、職人による手作業で実直に製作され続けている。もちろん近年ラインナップに加わったレザーコレクションも丁寧な仕事で仕上げられている。

大人の旅行に相応しい落ち着きと、確かな存在感を放つグローブ・トロッターの“007 スペクター”コレクション。手にすれば一緒に旅へ出たくなる頼もしい相棒となることだろう。

Text by Tamotsu Narita