東京モーターショーの“ジャパンプレミア”最新スポーツカー
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東京モーターショーの“ジャパンプレミア”最新スポーツカー

モーターショーではコンセプトカーとともに、発売間近の多くのニューモデルも発表・展示される。なかでも注目したいのは、やはり自動車メーカー各社の最新スポーツカーである。東京モーターショー2015においても、各メーカーのスポーツカーの人気は抜群で、クルマの周りは常に黒山の人だかり。東京モーターショーで日本公開された注目のスポーツカーを紹介しよう。

AMGに挑むレクサス「GS F」、BMWやプジョーの限定モデル

レクサスが日本初公開したのは「GS F」だ。「IS F」「RC F」に続くレクサス「Fシリーズ」の第3弾で、最新のレクサスフェイスにアップデートされたGSに、5.0リッターV8エンジンを搭載するスポーツモデルである。大パワーを受け止めるため、シャシーや足回りも強化。エクステリアも専用パーツで武装し、メルセデス・ベンツのAMGや、BMWのMモデルに勝負を挑む。
BMW「M4 GTS」は東京モーターショーでワールドプレミアを果たした。「M4クーペ」をベースに、さらなるハイパフォーマンス化を図り、直6 3.0リッターツインターボエンジンは最高出力を500psまでアップ。CFRP製ボンネットやチタン製マフラーなどを採用し、車重を1510kgまで軽量化した。M3の生誕30周年を記念して、2016年に世界限定700台で発売される予定だ。
プジョーが9月のフランクフルトモーターショーで発表した「308 GTi by PEUGEOT SPORT」も日本初公開された。このモデルは、プジョーのモータースポーツ部門「プジョー・スポール」がチューニングを施したホットハッチで、270psを発生する1.6リッターターボエンジンに6速MTを搭載。ボディ後端がブラックとなる専用2トーンカラーが独特の色気を醸し出している。
アルファロメオは、ライトウエイトスポーツ「4C」のオープンモデル、「4Cスパイダー」をジャパンプレミア。車重わずか1060kgの軽量ボディを、最高出力240psの1.75リッターターボエンジンが引っ張る。パワーウエイトレシオも4.4kg/PSとスーパーカー並みだ。イタリア、モデナにあるマセラティ工場で生産されるというのも、クルマ好きの心をくすぐってくれる。

ついに復活、注目度ナンバーワンだった新型「NSX」

そして、今回の東京モーターショーでもっとも注目度の高かったクルマのひとつが、先代モデルの生産終了から10年の空白を経て発表された新型NSXである。
ミドシップマウントされるV6 3.5リッターツインターボエンジンには「SPORT HYBRID SH-AWD」と呼ばれる3モーターハイブリッドシステムが組み合わされる。最高出力は573PSと先代モデルから倍増。前輪には左右個別のモーターが搭載され、トルクベクタリングを実現。コーナーリング性能を高めている。

新型NSXは、すでに市販予定がアナウンスされており、来年にも販売が開始される見込みだ。
エココンシャスな世の中であるが、スポーツカーへの期待と憧れはまったく色褪せていない。きっとここに紹介したモデルの多くが1年後には路上で見られるようになっているだろう。ショーの会場を飛び出し、これらのスポーツカーが街の中でどんな表情を見せてくれるのか、いまから待ち遠しい。

Text by Muneyoshi Kitani

Photo by Takashi Iijima,Akihisa Kudo