男のロマンを実現! ワイナリー経営の基本
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男のロマンを実現! ワイナリー経営の基本

広大な大地でぶどうを育て、ワインを醸造する…。成功者の道楽というイメージの強い“ワイナリー経営”だが、実際には販売ルートを確保し、ソーシャルメディアを活用することでビジネスとして成立させることも可能だという。ワイナリー経営の基本について、はすみふぁーむ代表取締役の蓮見よしあきさんに詳しく聞いた。

■今回のアドバイザー
株式会社はすみふぁーむ
代表取締役
蓮見よしあきさん

2010年、長野県東御市に地元密着型ワイナリー「はすみふぁーむ」を立ち上げる。「ワイン造りは農業」をモットーに6次産業のパイオニア的存在を目指して日々奮闘中。著書に『ゼロから始めるワイナリー起業』(虹有社)がある。

蓮見さん「今、日本のワインは世界的に多くの注目を集めており、ぶどうの栽培醸造技術もワインの質も、10年前と比べて格段に上がっています。ワイナリー経営は初期投資の回収に時間がかかりビジネスとして賛否両論がありますが、熱い気持ちを持ち続ければ、成功も夢ではありません」

ITの活用でよりスムーズなワイン造り

蓮見さん「ワイナリー経営をはじめるには、酒造免許の取得と、ある程度畑を集約できる場所が必要です。土地の確保や機材の準備など、小規模なワイナリーでも初期費用だけで3000万円ほどかかります。

経営スタイルとしては、ぶどう栽培(1次産業)✕醸造(2次産業)✕販売(3次産業)をひとつのワイナリーでおこなう“6次産業”がもっとも適した運営方法です。6次産業ならば、ワインの価格を自分で決めることができ、市場に左右されない自社のブランドを確立することも可能です。

また、現代のワイナリー経営にスマートフォンは欠かせない存在です。日々の記録やスタッフとの連絡はもちろん、SNSやブログのアップなど日々の業務に活用できます。すべてマニュアルでおこなっていた時に比べ、業務の効率化とスタッフとの情報共有化に役立っています」

ワインを“販売”することが重要

蓮見さん「ぶどうを植えてから収穫し、ワイナリーがフル稼働するまでには、最低5年ほどかかります。初期投資のリターンを得るまでには相当な時間を要するといっていいでしょう。ぶどうを育てている間は無収入になってしまうので、その時期をどう乗り切るか、がポイントです。

そして、ワイナリーを経営するうえでもっとも重要なのはワインの販売です。どんなに素晴らしいぶどう、ワインを造っても売れなければ経営は安定しません。栽培、製造に注力するのはもちろんですが、それ以上に販売に力を入れなければ持続可能なワイナリー経営は難しいです。そのためにも、Facebookなどのソーシャルメディアを積極的に活用して農園をPRし、知名度を上げる必要があります」

最後にアドバイザーからひと言

「実際のワイナリー経営には、気力、体力、持久力を必要とする一方で男の一生をかけるにはふさわしいロマンがあります。まずは日本のワインを飲んでみてください」

Text by Miki Ohnuki(Seidansha)