デザイナーが3年以上試用する、至高のカジュアルバッグ
- 男の嗜み見聞録 -

デザイナーが3年以上試用する、至高のカジュアルバッグ

昨今のバックパックブームを受け、カジュアルなタイプのバッグが流行中だ。オン/オフ問わず、バッグのドレスコードが下がっているように見受けられる。しかし歳を重ねてきた男性たるもの、たとえラフなバッグでも“それなり”では品性がすたる。そこで注目したいのがカナダのアウトドアブランド「アークテリクス」だ。ストーリーとこだわりに彩られた、カジュアルバッグの最高峰の一端をご紹介しよう。

ビジネスでも使い勝手バツグンの万能選手

「アークテリクス」のラインナップの中でも、オン/オフ問わず活躍するのが「ブレード20」(2万3760円)だ。リュック、ショルダーバッグ、ブリーフケースの3ウェイの使用が可能。ジッパーを広めに取ったことで、バッグを広げて開けられるようになった。「1泊2日くらいなら十分な容量がありますよ。気室を分けられるので、仕事の書類と衣類の収納場所の区分けが可能です。ショルダーストラップがしまえるので、スマートな持ち運びが可能です」と語るのは、アークテリクスの高木 賢さん。収納力に対してスリムで軽量。スーツにも合わせられる万能選手だ。

“チャリ通専用”から生まれた大ヒットバックパック

10年以上変わらないデザインで、今も「アークテリクス」の看板商品のひとつが「アロー22」(2万9160円)だ。「もともとダン・ジャクソンというデザイナーが、自分が自転車通勤をするために作ったバッグです。体に密着するような美しいフォルムが特徴です」と高木さんが言うように、流線型のフォルムは、当時のバックパックの常識を覆す画期的なものだった。ボトルポケットが付くなど、かなりの本格的な自転車仕様だが、街での使用にも耐えられる美しいデザインと機能性だ。また今秋初めてジップとロゴのカラー違いのモデルが登場(写真)したことにも注目したい。

カジュアルな見た目ながら、優秀ぶりにきっと驚くハズ!

カナダのバンクーバーにあるストリートから名付けられたのが「グランヴィル」(2万4840円)。「アークテリクス独自のコーティングとシームシーリングで、高度な防水性能がある一方、バツグンの軽さを誇ります」と高木さん。カジュアルな雰囲気に対し、PC用のクッションスリットがあるなど、機能面は抜かりなし。マグネットで開閉できるなど、日常使いにバツグンの高性能を発揮してくれそう。

“手ぶらで旅行”ができる、シンプル多機能なソフトラゲッジ

「国際線の機内持ち込みが可能な40リットル容量のサイズです。ソフトラゲッジなので、狭いコンパートメントへの積み込みが非常にラクですよ。とはいえ壁面のパッドがしっかりと立ち、中身の出し入れもしやすいんです」と高木さんもお気に入りなのが、「コバートケース C/O」(2万8080円)だ。非常にシンプルなデザインが印象的で、リュックサックやダッフルバッグになるほか、セキュリティポケットへのアクセスも容易。さらに、軽量で使わないときには折りたたんでおけるなど、使い勝手にこだわっている。一回り大きいモデルや、別売りのオーガナイザーもラインナップする。
高木さんによると、「『アロー22』でもそうなのですが、デザイナーがまず“自分がほしいモノ”を作ることから始めるのが『アークテリクス』の物作りなんです。そこから3年から5年、デザイナーがフィールドテストを繰り返し、改良して、最後まで面倒を見て世に出すんです」とのこと。それだけにラインナップは多くはないが、どれも使い勝手を備えた一流のアイテムばかりが揃う。大人の男が背負うにピッタリといえるハズだ。

Text & Item select by Takahiro Nakajima

Photographs by Seiji Sawada

Editorial by Masayuki Kisyu