デザイナーに聞く、高級デジタルウォッチ「SUUNTO」の魅力
- 男の嗜み見聞録 -

デザイナーに聞く、高級デジタルウォッチ「SUUNTO」の魅力

男のファッションアイテムの筆頭格に、腕時計を挙げる人は多いことだろう。自分のキャラクターを投影した思い思いの1本を腕に巻くのは、男のたしなみのひとつといえる。しかし歳を重ねると、たとえ高級腕時計であったとしても“年相応”となり、いささか個性が出しにくくなる。そこで注目したいのが、高機能なデジタルウォッチで知られる、80年の歴史を誇るフィンランドの「SUUNTO」だ。新作発表のために来日している同社チーフデザイナー、ティモ・イリルモア氏(メイン写真右)らにスタイリスト・中島貴大(メイン写真左)が話をうかがった。

ビジネスでも、山でも、世界でも! 北欧デザインの最先端ウォッチ

「チベット高原にある未踏峰の聖なる山『カイラッシュ』から名付けました。ライフスタイルウォッチですが、アウトドアのスポーツウォッチ同様のクオリティを担保しています」とティモ氏が語る自信の新作が、ワールドトラベラーズウォッチ「カイラッシュ」(14万400円)だ。GPSやロシアの測位衛星「GLONASS」を利用し、電波時計として現地時刻を正確に刻む機能に加え、移動距離や訪問国数など、旅の記録を正確に残せる。さらにナビ機能やBluetooth通信、専用アプリ「7R App」でのSNS共有やアニメーション表示機能など、高度なスマホ連携も備え、機能性はバツグン。「『SUUNTO』らしさは残し、細部へのこだわりをとことん突き詰めた、フィンランドらしいミニマルデザインです。一方、航空宇宙や医療に使われるハイグレードチタンやグラスファイバーの強化複合材を採用し、軽量化にもこだわりました」(同)というように、“洗練”と“最先端”を腕からチラリと覗かせる高級デジタルウォッチの新境地と言える。

ビジネスでも、山でも、世界でも! 北欧デザインの最先端ウォッチ

美しさと機能性を高次元で両立。まさに羊の皮を被った狼

「カイラッシュ」同様のライフスタイルウォッチというコンセプトを備えた、オーソドックスなヘリテージモデルが「エッセンシャル」(8万8560円)だ。「SUUNTO」のルーツであるコンパスにオマージュを捧げたデザインは、スーツから休日ファッションまで対応する守備範囲の広さが特徴。プレミアム素材のAISI316Lステンレススティール、サファイアクリスタルガラスのほか、レザーストラップを採用したモデルにはベジタブルタンドレザー、ナイロンストラップモデルにはオリジナルのフレンチテキスタイルを採用するなど、素材にもこだわった。一方、「ソフィスティケイテッド ラフネス(洗練に包まれた野望)」とティモ氏がデザインコンセプトを語るように、中身も抜かりはない。オンとオフのバランスが絶妙な、付けやすいプレミアムウォッチだ。

美しさと機能性を高次元で両立。まさに羊の皮を被った狼

特殊部隊が認めた、極限環境でも頼れる“相棒”

一方、「SUUNTO」といえばアウトドアに特化したモデルを思い浮かべる人も多いことだろう。海へ山へ、とことん使い倒したいなら、発売したばかりの最新モデル「トラバース」(6万2640円)がオススメだ。「自分が歩いてきた軌跡をドット表示する『ブレッドクラム・トラック』機能や、Bluetooth搭載でスマホへの着信やメールもわかります。多彩な機能を有しながら、シンプルで直感的に使える、アウトドアをエンジョイするための時計です」と語るのは、SUUNTOを扱うアメアスポーツジャパン スント部門の刈本浩史さん(記事下の写真左)。某国特殊部隊がトライアルテストに協力しているという、「SUUNTO」らしい筋金入りのタフさを備えたアウトドアウォッチだ。

特殊部隊が認めた、極限環境でも頼れる“相棒”

休日をアクティブに楽しむバランス派に薦めたい1本

休日にアウトドアを楽しみたいものの、豊富な機能がオーバースペックだと感じるカジュアル派には「コア」シリーズがオススメだ。なかでもイチ押しは「アルティメイトブラック」(4万5360円)。カジュアルと行っても“ABC機能”を備えるほか、タフでどんな場所でも使える頑強さを備える。「たとえば『ウェザーアラーム機能』は急なゲリラ豪雨など、気圧の変化を未然に察知してアラートを挙げてくれます。実際にこの夏も、アラームが鳴った15分後に大雨に見舞われました」と刈本さん。ベルトを手軽に交換できるので、TPOに合わせて楽しみたい。

休日をアクティブに楽しむバランス派に薦めたい1本

「『カイラッシュ』『エッセンシャル』はともに、ごく一部の人類だけが持った“挑戦する遺伝子”ともいわれる『7R』と呼ばれる染色体にオマージュを捧げて作ったライフスタイルモデルです」 と刈本氏が語るように、持つ人を選ぶような洗練した印象だ。一方「トラバース」「コア」は、極限の自然環境でもユーザーをしっかりサポートしてくれる“機能美”を称えたアウトドアモデル。いずれも最新テクノロジーに支えられたデジタルウォッチの最高峰。たとえ“アナログ派”だったとしても、きっとその魅力に心を奪われるハズだ。

Text & Item select by Takahiro Nakajima

Photographs by Seiji Sawada

Editorial by Masayuki Kisyu