ファン垂涎! 帰ってきた「マットビハイクル」
- 40男のメモリーズ -

【限定生産】帰ってきたウルトラマン「マットビハイクル」のミニカー

1970年代、第二次怪獣ブームの牽引役となったシリーズ第4作『帰ってきたウルトラマン』。劇中に登場する防衛組織MATがおもにパトロールに使う車両「マットビハイクル」は、今なお評価の高い往年の名車=マツダ・コスモスポーツをベースにしている。その車体を1/18スケールで精密に再現したモデルカーが“帰ってきた”。

夢のスポーツカーをベースにした流麗なボディ

実用的な市販用ロータリーエンジンを世界初搭載したコスモスポーツ自体が、優に本を何冊も書けるほどの物語を秘めたクルマ。当時、フェアレディやスカイラインが90万円前後だったのに対し、コスモスポーツは150万円ほどもした。憧れのハイスペック2シーターであり、夢のスポーツカーとも呼ばれた。

当然、『帰ってきたウルトラマン』放映時に子どもだった身には、そんな浮世の事情など理解できようはずもないのだが、それでもベースとなる車体そのものが備える近未来的なデザインの流麗さには、多くのちびっ子が反応していた。いや、今なお劇中で活躍したそのカスタマイズ車体を愛する熱心なファンが確実に存在する。ワンダバコーラスとともにMAT隊員が使いこなすインパクト抜群の各装備の中でも、マットビハイクルは実際にモノが動くからこそ、鮮烈な印象を残しているのだ。
(c)円谷プロ

Blu-ray BOX発売に合わせ再販売が決定

今回、国内モデルカーブランドの雄・オートアートが手がける1/18マットビハイクルは、その異様なこだわりとともに過去に一度生産されたものの復刻版だ。コスモスポーツ後期(L10B型)を基に造形された架空の車両を、当時の資料をもとに精密に再現。特徴的なアンテナはもちろん、リア部分の謎のスタビライザー、助手席グローブボックスの無線装置などに至るまで入念の仕上がりとなっている。さらに統一スケールでのマットシュート(劇中の万能銃)やヘルメット(番号は郷秀樹の「6」だ)も付属している。
(c)円谷プロ
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前回発売時に気づかずスルーしてしまった諸兄も、『帰ってきたウルトラマン』Blu-ray BOX発売と合わせて入手しニヤニヤするもよし、果敢に迷彩バージョンのスクラッチに挑むもよし。ちなみに後付け設定での、当時「新マン」と俗称されていた新しいウルトラマンの名前は<ジャック>に。「ウルトラマンジャック? そんな人知りません、夕景のコンビナートで闘う巨人なら知ってます」という向きには今さら説明の必要もない。今度こそ入手すべき高品質モデルカーだろう。

Text by Nin Onodera

Photo by (c)円谷プロ(Main)