日本最古のオーダー店で作る極上ワイシャツ
- 40男が嗜む逸品 -

日本最古のオーダー店で作る極上ワイシャツ

ビジネスシーンに欠かせない「ワイシャツ」。これまで既製品を買い求めてきたが、そろそろ自分の体型や好みにあったオーダーのワイシャツが欲しい、と思うエディトゥール世代は多いだろう。そこでおすすめしたいのが、創業明治9年という長い歴史と確かな技術を誇る「大和屋シャツ店」だ。

「ワイシャツ」は創業者の聞き間違いから始まった

1873年(明治6年)、横浜で唐物屋(現在の輸入雑貨店)を営んでいた家に生まれた石川清右衛門(1855~1936)は、寄港中の外国船に乗っていた西洋人から異国の白い服をもらった。これは何と言うものかと清右衛門青年が問うと、西洋人は「White Shirt」と言った…それを聞き間違えたことが「ワイシャツ」の語源だと言われているという(諸説あり)。

「ワイシャツ」は創業者の聞き間違いから始まった

清右衛門はそのワイシャツを何度も解体、縫製して構造を学び、1876年に横浜・関内に日本初のワイシャツ店「大和屋シャツ店」を開業した。その後いくつもの戦争や紆余曲折を経て、現在は銀座に店を構える大和屋シャツ店が「日本最古のオーダーワイシャツ店」と謳うのは、約140年も続いてきたという揺るぎない自信と歴史があるからなのだ。

大和屋シャツ店にはシャツのデザインと生地が豊富に揃っており、ディティールと呼ばれる襟やボタン、カフス、ポケット、背中、裾も好みからチョイスできる。そして首周り、バスト、ウェスト、肩幅、袖丈左右、着丈、カフス周り、ヒップ、アームホール、二の腕周り、一の腕周りを徹底的に採寸、着る人にフィットしたシャツに仕上げてくれる。さらに「こういうデザインが欲しい」「いつも着ているシャツはここが気に入らない」といった希望もしっかりと聞き入れてくれるのだ。

6代目に聞く「オーダーワイシャツ」の魅力と選び方

『エディトゥール』では、清右衛門から数えて6代目となる石川成実社長に、オーダーワイシャツの魅力や選び方などについてお話を伺った。

「ワイシャツには“見た目”と“着やすさ”の2通りがあるのですが、若い方ですと見た目、キャリアを積んで来た方ですと着やすさを選ばれることが多いですね。私どもでは採寸する際のお客様との会話を通じて、糸の太さや素材ごとに違う生地のハリやコシ、お召になる方の体型や体の癖、どんなシーンや用途でお召しになるのか、そしてポケットの形やカフスなど細部に至るデザインまで、お好みやニーズにあわせたワイシャツをお作りしています。ワイシャツは消耗品でありますし、選ぶ生地などで値段も変わってきますので、値段の高いもの=いいものとは限らないんです。

ワイシャツで特に気にしてほしいのは“首周り”と“袖丈”ですね。ここが体にあっていないと、だらしない印象になってしまいます。既製服ですと妥協する人もいらっしゃるでしょうが、オーダーですと着る人にぴったりあったサイズのものをお作りできます。名の通ったブランドのワイシャツをお召しになっているのであれば、オーダーと値段はそれほど変わりませんよ。

6代目に聞く「オーダーワイシャツ」の魅力と選び方

私がいつも申し上げているのは、ワイシャツというのは『男の戦闘服』ということです。ビジネスのあらゆる場で身につけるものですから、ぜひいいものを着ていただきたい。ですので、まずは一度作って着心地を実感すれば、オーダーワイシャツは決して高いものではないと思っていただけるはずです。納期は3週間ほどいただきますが、その間に待つ楽しみを感じていただければ幸いです。オーダーならではのオンリーワンのデザイン、着心地をぜひ体感していただきたいですね」

Text by Tamotsu Narita