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- スーパーカーブランド【ランボルギーニ】 -

最新ランボルギーニの造り方―ウラカン生産ラインの真実

第1回・第2回とランボルギーニ最新モデルの試乗記をお送りした西川淳のスーパーカー聖地巡礼。今回は、誰もが入れるわけではない狭き門、本社ファクトリーの取材記に移ります。ウラカンが理想的なスーパーカー生産スタイルと言われる所以とは。

いよいよランボルギーニ本社ファクトリーへ

アヴェンタドールとウラカン。二種類の最新ランボルギーニを乗り終えた女優・里璃と自動車ライター・西川淳。
興奮冷めやらぬ二人が向かったのは、ランボルギーニファン垂涎の本社ファクトリー。ランボルギーニが誕生する舞台を目撃する瞬間です。

昔風の建物の中を覗いてみれば・・・

普段は滅多に入れない、ランボルギーニオーナーであっても事前予約と日程調整が必要な、サンタガータ・ボロニェーゼのランボルギーニ本社工場に、いよいよ二人で潜入します。

アッセンブリ(組み立て)工場の建物は、昔からある三角屋根スタイルで、奥に入れば一部に昔のタイル床さえ残されているわけですが、まず二人の眼前に広がっていたのは、非常にクリーンで清潔、そして現代的な生産ラインの光景でした。そこでは、V10エンジンを積む最新モデルのウラカンが生産されているのです。
予想以上に機械化が進んではいますが、それでも大量生産の実用車などとは違って、ラインのまわりで働く人の数も非常に多く見受けられます。最新設備を活用して組み立ての精度や質感を上げながらも、大事なところでは熟練の職人たちによる手作業でアッセンブリが進む、というわけです。

理想のスーパーカー生産形態「ウラカン方式」

ウラカンの生産台数は日産10台前後。先代にあたるガヤルドのときよりも約二割の効率化が計られたといいます。ドイツから送られてきたパワートレインとアルミニウム&カーボンファイバーのハイブリッドボディストラクチャーが、23ある最終組み立てのワークステーションを通り、ウラカンは完成するのです。
ウラカンの完成車クォリティは、ガヤルドに比べて相当上がっていますが、その理由としては、生産ラインの効率化はもちろんのこと、部品供給サプライヤーと一緒に設計や生産の管理システムを構築してきたことに拠るところが大きい。

つまり、ウラカンは、部品の段階で既に、非常に高い精度を誇っているというわけなのです。
「新しい機械も沢山見かけるのに、人も多いんですねぇ。何だか、想像していたものと違って、人と機械が仲良くスーパーカーを作っているという雰囲気に感動しました」、と、里璃さん。

はい、その通り。おそらく、このウラカン方式は、これからのスーパーカーの理想的な生産形態のひとつになっていくことでしょう。



さて次回は、アヴェンタドールの生産ラインと、本当に入ることが難しいカーボンファイバー工場の取材記です。
機械と職人の手が複雑に入り混じった最新のウラカン方式。しかしアヴェンタドールの生産ラインは、全く異なった様相を呈していました。

先端技術の詰まったカーボンファイバー工場と共に、乞うご期待ください!