甦るルパン三世の愛車「フィアット500」限定モデル
- スーパーカーブランド【フィアット】 -

甦るルパン三世の愛車「フィアット500」限定モデル

「奴はとんでもないものを盗んでいきました。あなたの心です。」という名台詞で有名な『ルパン三世 カリオストロの城』での活躍で知られるフィアット500。それまでのルパンの愛車であったメルセデスベンツ・SSKを差し置いて“ルパンの愛車=フィアット500”というイメージが強いのではないだろうか。なお、ルパン三世に登場したフィアット500は2代目モデルで、第2次世界大戦前後に生産された初代フィアット500に対し、「新型」を意味する「NUOVA」をアタマに付けて登場し、“NUOVA 500”とも呼ばれている。そんな“NUOVA 500”のイメージを色濃く残しつつ、各部をモダナイズして現行モデルが登場したのは2007年のこと。それから8年の歳月が経過してもなお、色褪せない魅力を放ち続けるフィアット500に“NUOVA 500”を彷彿とさせる限定モデル「フィアット500 Vintage」が登場した。

フィアット500の原点“NUOVA 500”へのオマージュ

第85回ジュネーブモーターショーにてお披露目され大きな注目を集めたこの限定モデルは、「フィアット500 TwinAir Lounge」をベースに、旧タイプのフィアットロゴを前後やホイール、ステアリングなどに配している。さらに、ブルーヴォラーレと呼ばれる淡くクラシカルな雰囲気を持つボディカラーにホワイトのルーフを組み合わせ、“NUOVA 500”が愛された1957年当時を彷彿とさせている。また、装着される16インチの専用アロイホイールも“NUOVA 500”が履いていたスチールホイールに似せたデザインとなっており、こちらはホイール単体でも人気になりそうなデザインだ。
内装には、イタリアのラグジュアリー家具ブランド「ポルトローナ・フラウ」による専用レザーシート(ブラウンレザー/アイボリー)を採用し、ダッシュボードパネルは通常ならボディと同色のところに、ホワイトを設定して特別感を演出。クラシカルなだけではなく、クラスを超えた高級感をも味わえる仕様となっている。

組み合わされるエンジンはバタバタという排気音が心地よい直列2気筒のインタークーラー付ターボエンジン。875ccと排気量こそミニマムであるが、MTモードも備わるデュアロジックを駆使して走れば、まるでルパン一味のような痛快なドライブを楽しむことも可能なポテンシャルを秘めている。

今回の「フィアット500Vintage」は全国限定120台となっており、すでに9月5日より全国で販売が開始されている。幸運にもこの限定車を手に入れたオーナーは、果たして誰の心を盗んでいくのであろうか?

Text by Koichi Kobuna