ジェームズ・ボンド仕様の『DB9 GT』限定モデル
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ジェームズ・ボンド仕様の『DB9 GT』限定モデル

英国情報局秘密情報部、通称「MI6」に所属し、殺しのライセンスを持つ男といえば、映画に詳しくなくとも“ジェームズ・ボンド”を思い起こすだろう。彼が劇中で使用する車は「ボンドカー」と呼ばれ、公開時にはどのメーカーのどんな車が採用されたかが常に話題に上る。これまで007シリーズには30車種弱が登場しているが、なかでも圧倒的な多数を占めるのが、イギリスの「アストンマーティン」である。『007 ゴールドフィンガー』で初登場して以来、そのコラボレーションは、すでに50年以上に及ぶ。そして今回、シリーズ最新作『007 スペクター』の公開を記念して発表されたのが、限定モデルである『DB9 GTボンド・エディション』だ。

『DB9 GT』をベースにしたモンスターマシン

『DB9 GTボンド・エディション』は、世界で150台しか販売されない限定生産モデル。ベース車両は、アストンマーティンの中心モデルである『DB9』のなかでも、最良・最強を目指してデザインされた『DB9 GT』だ。

その心臓部は、最高出力:547PS/6750rpm、最大トルク:620Nm/5500rpmの6.0リッターV12エンジン。最高速度295 km/hを叩き出し、0-100 km/hまでの加速はわずか4.5秒というモンスターマシンである。

足回りは、4輪独立懸架ダブルウィッシュボーン。「ノーマル」、「スポーツ」、「トラック」(サーキット)の3モードから選べる「3ステージ・アダプティブ・ダンピング・システム(ADS)」を搭載しており、正確で快適なハンドリングを約束してくれる。

インテリアに散りばめられたボンドへのオマージュ

ジェームズ・ボンドらしさは、エクステリアに強く表れている。ボディカラーには専用のスペクター・シルバーを採用し、また、このモデルが特別であることの証として、フロントとリアには純銀製アストンマーティン・バッジと上品な“007 Bond Edition”エンブレムが施された。

インテリアにもジェームズ・ボンドへのオマージュが散りばめられた。シリアルナンバー入りシルプラークには、お馴染みの「007」のロゴ。
2+2リアシート・ディバイダーにはガンバレル(砲身)の刺繍が施され、アストンマーティン・インフォテインメント・システムにも、ボンド・エディション専用のスタートアップ画面が採用されている。
コクピットは、オブシディアンブラックのレザー・スポーツシート。ここに、ガリーナシルバーとアルジェントグレイウェルトのステッチの差し色で風格ある優雅な仕上げを実現した。

ボンドの世界観を表現したエレガントなアクセサリー

また、ジェームズ・ボンドの世界観にインスピレーションを受けた、付属のアクセサリーもファンにとってはたまらない。エンボスレザーによるラゲージ・タグ付きのグローブ・トロッター製21インチ・トロリーケースをはじめとして、専用アストンマーティン・ストラップがついたオメガ製『Seamaster Aqua Terra ジェームズ・ボンド 007 リミテッド』も付属している。

アストンマーティン最高経営責任者のDr. アンディ・パーマーは、「最新作の『スペクター』では、ジェームズ・ボンドがDB10のハンドルを握ります。必ずやコレクターズアイテムとなるリミテッド・エディションDB9 GTと共に希有なパートナーシップを祝福できることに歓びを感じています」と語る。

「ジェームス・ボンド」「アストンマーティン」、その両方を愛するエンスージアスト(熱狂的なファン)にとっては、垂涎の1台となるだろう。

Text by Tsukasa Sasabayashi