レトロなデザインで蘇る北欧の名作スニーカー
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レトロなデザインで蘇る北欧の名作スニーカー

1923年に創業し、数あるスポーツブランドの中でも古い歴史を持つデンマークの「hummel(ヒュンメル)」。そんな世界的なブランドが昨年から展開し、人気を集めているスニーカー復刻シリーズに新たな顔ぶれが加わった。

ファッション界で注目される老舗スポーツブランド

「hummel」は、世界で初めてスタッド付きのサッカースパイクを生み出したブランドだ。長きに渡り、スポーツシーンに多大な影響を与え、そして支え続けてきたのである。その動きはスポーツ界だけでなく、1998年にファッション部門を担当し、現在のオーナーであるクリスチャン・スタディールがそれまでの「伝統的なスポーツブランド」から「よりエキサイティングでイノベイティブなスポーツブランド」へと脱却させることに成功したことで、より多くのファンを獲得した。また、忘れてはならないのが1955年に生み出されブランドアイコンでもあるシェブロンライン。この「<」が連なったラインは今現在においてもデザインの中枢を担う存在となっている。培った歴史を重んじながらも、技術面においては歩みを進めるという温故知新とも言えるコレクションは世界中のファッショニスタからも注目を集めている。

2015年秋冬のトレンドは“レトロなテイスト”

そのアイテム群の中でも、レトロなデザインが特徴の復刻ランニングシューズシリーズは昨今のスニーカーブームも相まって見逃せない。今回リリースされるのは70年代の代表的なモデルにインスパイアされた「リフレックス」。
ヒールカウンターに取り付けられたD管がレトロな印象を演出させてくれるのが魅力だ。そして80年代のデザインをモチーフとし、現代の機能を融合かつ進化させた「マラソーナ」。
アッパーは上質なスウェードとメッシュのコンビで適度なスポーツ感を表現した。2モデルともに、特筆すべきはシックなカラーリング。これによりレザーシューズほどの重みがなく、スニーカーのカジュアルさを軽減させたことで着こなしに取り入れやすくなっている。

レトロなテイストは2015年の秋冬トレンドのひとつ。さらっとセットアップに合わせてちょっとしたハズしにするもよし、ストレートにカジュアルなスタイルに合わせて楽しむもよし。シーンを選ばないこの2モデルは両方手に入れておいても損はしない。そして大人の嗜みとして足元にトレンドを取り入れるのもまた一興といえるだろう。

Text by Kei Matsuo