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- 琥珀色の快楽ー女性とウイスキーの愉しみ方 -

ウイスキーを調味料として使い、女性を異次元へと誘おう

40男が女性をデートに誘うには、知識と準備、そして戦略が必須だ。
お酒を交えて会話をすればふたりの距離も縮まり、スムーズにいい関係を築けられるはず。

女性とのウイスキーの愉しみ方を、世界有数のウイスキーコレクターである山岡秀雄氏が指南。ウイスキーの味わい方からデートや勝負に使えるバーまでを紹介する。

チーズにウイスキーをかけることにより、魅惑的で上品になる

料理を作るときに、日本酒、ワインなどを調味料として使うことはよくある。ウイスキーもまた、調味料として使うと旨味が増すことが多い。

料理を作れる男は、女性に好感をもたれる。女性に料理を振る舞おうと思ったときに、ウイスキーを使えば、ひと味違った料理を出せる。カレーなどの煮物や、肉野菜炒めなどに使ってもいい。作るのが苦手という人でも、刺身をつける醤油に、ウイスキーを少し垂らせば違う次元を演出できるのだ。サラダのドレッシングに混ぜるのもいいだろう。

だが中でも、今回お勧めするのは、女性の大好物、チーズにウイスキーをかけることだ。チーズの香りは女性自身の香りと比喩されることが多い。フランスの小咄にこういうのがある。ナポレオンが疲れて寝ている所に、執事が匂いの強いチーズをもっていった時に、その匂いを嗅いで、「おおジョセフィーヌか、今夜は勘弁してくれ」と寝言を言ったというものだ。
チーズのそういった香りが、ウイスキーをかけることにより、さらに魅惑的で、かつ上品になるのだ。チーズを食べるときに、クラッカーやドライフルーツを一緒にすることがある。それらの要素は、ウイスキー自体のフレーバーにもあるのだ。それゆえチーズとの相性がいいのは当然である。

ウイスキーのあてとして、チーズはあまりおすすめできないが...

ウイスキーのあてとして、チーズを食べるのはあまりおすすめできない。チーズとウイスキーの香りを別々に感じてしまうからだ。香水にムスクのような動物的なベースを使うが、この香りと柑橘類や花の香りを交互に嗅いでも、ムスクは臭い物でしかない。しかし同時に嗅げば、香水はセクシーな香りとなる。それと同じように、同時にウイスキーとチーズを口に入れるには、チーズにウイスキーを垂らすしかないのだ。

イタリアには、『オッチェリ・アル・モルト・ウイスキー』という高級チーズがある。チーズを、ウイスキーの原料である大麦麦芽とともに、ウイスキーを1ヶ月以上つけ込んでつくるものだ。その官能的な芳香を機会があったら試してほしい。

二人でウイスキーと食事を楽しみたいパブ

さてウイスキーと料理のマリアージュを体験できるお店を紹介しよう。南青山の『ヘルムスデール』だ。
ここではスコットランドの伝統料理であるハギスを出してくれる。ハギスは羊の内臓などを使う料理だが、スモーキーでスパイシーなタリスカーをかけてくれる。これに合わせるのは、タリスカーをビールのパイントグラスにいれてソーダでわったもの、通称TSP(タリスカー・ソーダ・パイント)がお勧めだ。
このほかにも、ハギスとスモークサーモンを使ったウイスキーパスタなどもある。イギリスのチーズもあるので、ぜひウイスキーを少し垂らして食べてほしい。

山岡のつぶやき

ウイスキーをチーズに垂らして、官能的なフレーバーを体験しよう。

Text by Hideo Yamaoka
Photo by Chicken Shinoyama
Model by Diana Romanova