60年以上変わらないスタイルを貫くスニーカーブーツ
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60年以上変わらないスタイルを貫くスニーカーブーツ

秋冬ファッションに欠かせないアイテムといえばブーツ。重量感が魅力のひとつだが、反面動きづらさがあるのも否めない。フランスのシューズブランド「PALLADIUM」の定番モデル「Pampa Hi」は、無骨ながら軽量感があり、その課題を満たしてくるスニーカーブーツ。そして、軽さがあるだけでなく、オリジナルの形を60年以上受け継ぐ、本物のプロダクトである一足だ。

フランス外国人部隊に愛用されたブーツが原型

「PALLADIUM」は、実は靴ではなく、航空機のタイヤメーカーとして1920年に創業した。第2次世界大戦後にタイヤの需要が減少したのに伴い、1947年にフランスの外国人部隊の軍用靴の生産を開始したのがシューズメーカーとしての起源である。フランス軍から「熱帯地方で使用するための快適で耐久性に優れたシューズを作ってほしい」という依頼を受けた際に、ゴムとキャンバスの専門知識を活かしたブーツを開発。アッパーにコットンキャンバス、ソールにラバーを採用した。快適性と耐久性あわせ持つことで、荒々しいことで有名だったフランスの外国人部隊に大反響を呼んだ。これが「Pampa Hi」の原型となる。以降「PALLADIUM」がフットウェア業界に進出して以来、現在までこのオリジナルの形を受け継ぎ、今なお世界中で愛されている。

2015年秋冬の注目はスウェット素材の一足

「Pampa Hi」の特徴は、ライトで動きやすさを実現しながらも、ラギッドな雰囲気を醸し出していることだ。一目見ただけでわかる、スニーカーとブーツが融合したと形状はブランドのアイコン的存在となっている。定番モデルに加え、2015年の秋冬に注目したいのが、アッパーの裏地にスウェット素材を使用したシリーズだ。履き心地の良さに加え、折り返してスウェットを見せて履くといったこともできるので、一足で様々な履きこなしができる。また、ライトソールを使用しており、軽量なのも嬉しい。カラーはノルディックブルー(下の写真)やカイエンレッドなど豊富にあり、足元に彩りを与えてくれる。
その時代のトレンドを取り入れつつも、独自のアイデンティティーを変わらず持ち続けるクラシカルな一足。そういったブレない芯の強さを持つ、大人の男のための靴といえるだろう。

Text by Taisuke Seki(euphoria FATORY)