フェロモンの香りを放つボウモア
- 琥珀色の快楽ー女性とウイスキーの愉しみ方 -

フェロモンの香りを放つボウモア

40男が女性をデートに誘うには、知識と準備、そして戦略が必須だ。
お酒を交えて会話をすればふたりの距離も縮まり、スムーズにいい関係を築けられるはず。

女性とのウイスキーの愉しみ方を、世界有数のウイスキーコレクターである山岡秀雄氏が指南。ウイスキーの味わい方からデートや勝負に使えるバーまでを紹介する。

60年代ボウモアは『満員電車の香りがする』!?

ボウモアというアイラ島のモルトウイスキーで、ヴィンテージが1960年代のものは、マンゴー、パパイヤ、パッションフルーツなどの、トロピカルフルーツの味がするものが多い。そのため世界的に人気があり、年々値段が上がり続け、いまや安い物でも1本10万円以上、高い物は何百万円もする。

以前この60年代蒸留のボウモアを、モルトウイスキーを飲んだことがない女性に飲ませたことがある。その彼女のコメントは、『満員電車の香りがする』だった。
トロピカルフルーツの香りは、汗や体臭に通じるものがある。汗や体臭といえば、文明社会に暮らす我々は、不快なものと思いがちだが、本来ある種のフェロモンであり、異性を引きつけるものなのだ。

様々な香りが充満する熱帯雨林で植物は、人間や類人猿に食べてもらい、種を拡散させようという戦略から、長い年月をかけて、そんな香りを持つ果実をつけるようになったのだろう。

60年代のボウモアが、モルトウイスキー好きを強く惹きつけるのも、ある種のフェロモンに惹きつけられていると言えるかもしれない。

トロピカルフルーツと一緒に悦楽を・・・

熟したパパイヤやマンゴーを食べながら、60年代蒸留のボウモアを飲むのは、悦楽である。贅沢と言われるかもしれないが、少し果実にボウモアをかけてみるのもいいかもしれない。

ただし1杯1万円以上はする60年代のボウモアを気軽に飲むことはできない。そんなとき、もしパッションフルーツがバーにあったら、現行品のスタンダードのボウモア12年に果汁を混ぜてもらおう。60年代ボウモアの味を体験することができる。
といってトロピカルフルーツが、1年をとおしてどのバーにもあるわけではない。そんなときは、熱帯原産のグレープフルーツを使ってもらおう。ボウモアを1,グレープフルーツを2~3で、軽くシェークして、ショートカクテルか、オンザロックで作ってもらうのだ。女性にも受け入れやすく、非常に飲みやすいカクテルである。

フェロモンを感じることの出来るバー、六本木「カスクストレングス」

「カスクストレングス」は、六本木通りにあるおしゃれなオーセンティックバーだ。やや高めな値段設定のため、富裕層のお客さんが多い。
バックバーにならぶ、ウイスキーのボトルの数に圧倒されるだろう。

60年代蒸留のボウモアもあるが、値段を聞いてからハーフでオーダーするのがいいかもしれない。

つまみやフードも充実している。リッチなムードに弱い女性をさそっていくのがいいだろう。

山岡のつぶやき

熟したトロピカルフルーツを食べながら、60年代蒸留のボウモアを飲めば、悦楽の世界へ・・・

Text by Hideo Yamaoka
Photo by Chicken Shinoyama
Model by Diana Romanova