40男のメモリーズ/奇跡のコラボが実現『サイボーグ009VSデビルマン』
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40年の時を経てデビルマンの最新アニメが登場!その衝撃の内容とは

日本はもちろん世界的に有名なダークヒーローである『デビルマン』。1972年の漫画連載・アニメ放映開始から絶大な人気を集め、今なお多くのファンを虜にする永井豪の名作が、ついに完全新作のアニメとして蘇るという。その内容は誰もが驚く衝撃の内容だった。

“奇才”と“天才”の傑作が1本のアニメに結実

70年代からジャンルの異なる大ヒット作をいくつも手がけてきた「奇才」である永井豪が生み出した『デビルマン』は、『週刊少年マガジン』1972年25号から1973年27号にかけて全53話で連載された。悪魔が悪魔と闘うという斬新な設定に加えて、物語終盤で進行していく人間VS悪魔による衝撃的な展開は語り草で、様々な作品に影響を与えた。72年にはテレビアニメ化されたときは、子供向けにアレンジされたヒーロー調の展開で、一般的にはこちらの『デビルマン』のイメージが強かったが、最近ではマンガ版が再評価されて新しい読者を獲得していったことで、悪魔として葛藤する『デビルマン』像が浸透してきている。

生涯に描いた作品は800作以上、マンガ界に革命を起こし続けた「天才」石ノ森章太郎による『サイボーグ009』は、1964年に『少年キング』誌上で連載開始。悪の組織により人間兵器として生み出された009=島村ジョーをはじめとする9人のサイボーグたちが、組織に敵対し、世界の平和のために闘うという物語は老若男女を魅了した。66年にモノクロでアニメ化されたのを皮切りに、都合3度もテレビアニメ化され、劇場版、OVAなども多数リリース。原作マンガも時代ごとに書き継がれていったが、98年の石ノ森の死去によって、未完となっている。
近年、複数の作品がコラボレーションした「クロスオーバー」が増えているが、原作者の違う2作品が一緒になるのは異例。それだけに、ファンの間でも期待が膨らんでいるが、実は永井豪はデビュー前に石ノ森章太郎のアシスタントをしていたことがあり、その時に手がけていたのが『サイボーグ009』だったという。

鮮烈バトルと壮大な世界観で描かれた“世紀の対決”

今作の第1話を鑑賞した永井豪は「石ノ森章太郎先生のアシスタントをしていた時代に、私は『サイボーグ009』の背景を描いていた。そしてこの度、私の“デビルマン”と“009”が戦い合うというアニメ企画が持ち込まれた。キャラが水と油なのでは?と、当初私は危惧したが、出来上がりを見てビックリ!! ややセンチメンタルでシックな“009”と、クール&ドライ&ハードな“デビルマン”が、それぞれのムードや持ち味を壊さず、思う存分ぶつかり合い、見事な調和を見せるアニメになっていた」とコメント。先行公開されている予告編からは、鮮烈なバトル描写に加えて、壮大な世界観の感じさせ、想像以上の仕上がりを予感させる。
監督には『サイボーグ009 THE CYBORG SOLDIER』を手がけた川越淳が務め、アニメの制作はビーメディアと『ガールズ&パンツァー』などで話題のアクタスが手がける。声優も、島村ジョー役に福山潤、フランソワーズ・アルヌール役にM・A・Oなど、当代の人気声優たちが担当。11月に予定されているDVD/ブルーレイのリリース前の10月には、劇場にて2週間限定のイベント上映を行うことが決定した。

「この戦いが地獄へと加速する」「生き残るのは誰だ!?」。発表されているキャッチコピーからは様々な想像が広がるが、この世紀の対決を見届けることは、アニメファンのみならず、同じ時代を一緒に生きてきた者たちの義務といえるかもしれない。

Text by Gen Ohtani(Seidansha)